新型スーパーカブ(JA59)/クロスカブ110(JA60)の考察(車体編)

南九州ツーリングのレポートを書かなければならないのですが、32本もあるので書く前から気が滅入ります。
現実逃避として、新型スーパーカブ(以下、JA59)とクロスカブ(JA60)のホイール周りの変化点について見ていきます。

まずはFRホイールから。

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JA59のフロントホイールサブASSY(44650-K88-J40ZA)はカラーが NH364M(シーンシルバーメタリック)です。 価格は 33,500円。
ブレーキディスク(45351-K88-J41、10,900円)は左側です。 その内側にABS/スピードメーター用のフロントパルサーリング(44515-K26-C10、2,140円)がレイアウトされます。

新エンジン搭載の新型スーパーカブ110を実車で分析! タイヤはIRC製、キャストホイールはC125と「同じではない」 | モーサイ

なおホイールはスーパーカブC125のキャストホイールに似たデザインだが、メーカーは異なる模様。
スーパーカブC125用はタイ生産のエンケイ製だが、展示車の新型スーパーカブ110のホイールには「JIELI」の刻印が。
中国・重慶を拠点とする二輪・四輪用ホイールメーカー「Chongqing Jieli Wheel」によるものだろうか。

C125のホイールは切削加工がしてあって派手なのが好きじゃないんですよね。

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JA60(44650-K88-B50ZA)は色違いの NH303M(マットアクシスグレーメタリック)。 価格は同じ。

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Wave110iのブレーキは右側です。 ちなみに C125も右側。 左側通行だと右側の方が歩道の縁石にヒットする可能性がなくていいんですけどね。
キャストホイールだけど、チューブタイヤです。 スピードメーターは機械式です。


続いて FRブレーキですが、JA44はドラムなので割愛します。

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JA59の FRブレーキは Wave110i/125iの左右対称(ミラー)です。

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順番が変わりますが、こちらが Wave110iの FRブレーキです。
生産台数が多くて安い Waveのブレーキをそのまま使うのではなく、わざわざ対称形状のものを用意したのはそれだけの理由があるのでしょう。

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ちなみに JA60の FRブレーキは 2podキャリパーです。 スポーツ系のカブということでブレーキが強化されているのでしょうか。


さらにFRフォークについて。

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JA44はドラムブレーキなのでボトムケースは左右ともにツルッとしています。

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JA59は左側のボトムケース(51520-K88-J41)にブレーキ用の取り付け部があります。 ボトムケース前側のゴツゴツしている部分はパルスセンサーの取り付け部です。

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JA60は蛇腹が付くので、ボトムケースの型番が違います(51520-K88-B51)

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Wave110iのボトムケースはシンプルな形状です。


RRホイールを見ていきます。

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JA44はスポークホイール。 ファイナルドリブンフランジサブASSY(42615-K88-J00)。 ホイールダンパーセット(06410-KWB-600)はWave110i/125iと共通です。

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JA59のリヤーホイールサブASSY(42650-K88-J40ZA)。 ファイナルドリブンフランジサブASSY(42615-K88-J00)とホイールダンパーセット(06410-KWB-600)はJA44と同じです。

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JA60のリヤーホイールサブASSY(42650-K88-B50ZA)は色違いだけでなくハブ部分が太くなっているので別物です。
リヤードリブンフランジサブASSY(42615-K88-B00)とホイールダンパーセット(06410-KZV-Y00)もJA59とは異なります。

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Wave110iのキャストホイール(42650-K03-H30ZA)。 ファイナルドリブンフランジサブASSY(42615-K03-H00)はJA44/JA59と型番が異なりますが、ホイールダンパーセット(06410-KWB-600)が共通なのでおそらく互換性はあるでしょう。

RRドラムブレーキ

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JA44のリヤブレーキパネルCOMP(43100-KWW-640ZD)は KWWという中番でも分かるように Wave110i/125iと共通です。

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こちらが Wave110i。

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JA59のリヤブレーキパネルCOMPも同じです。

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JA60のリヤブレーキパネルCOMPは 43100-KYY-900ZAなのでJA44/JA59/Wave110iと異なります。
クロスカブのFACTBOOKによると、発売されたときからリヤブレーキの径は130mmにアップされているそうです。 リヤホイールやドリブンフランジがJA44/JA60と異なるのもそのためですね。

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結論として、

◇ JA59/JA60の FRホイールを裏返して Wave110i/125iに流用することは(ブレーキディスクの位置が気になるが)不可能ではなさそう。
◆ ただしスピードメーターギヤが無くなるので、対策が必要になる。

◇ JA59のRRホイールをWave110i/125iに流用できる可能性は高い。 RRブレーキやドリブンフランジも流用できそう。
◆ カラー的にはJA60の方が好みだが、RRブレーキやドリブンフランジもJA60のものにする必要がある。 RRブレーキが強化できるが、費用が掛かる。

とはいえ最大のネック前後ホイールだけでも7万円近く掛かる部品価格なのですが。
モノタロウだと少し安いとはいえ、それだけ掛ける費用対効果があるかというと疑問です。
アジアのWave110i/125iがチューブレスタイヤになったタイミングで、ホイールを個人輸入するか検討することにしましょう。
でも Wave110iは 22Mでロングストロークの新型エンジンに切り替わったばかりですが、キャストホイールのデザインは従来と同じでタイヤもチューブタイプのままです。
変わるとしても数年先でしょうね。