盛岡・仙台旅行(最終日)

2022年 8月17日(水)

おはようございます。
大人の修学旅行も今日が最終日だ。

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ゆっくり起きて8時に朝食会場へ。 ホリデイ・インはビジホではないのでドーミーインと比べてはいけないのだろうが、こちらの方が「ホテルの朝食」という感じ。

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洋風な惣菜が多いが、美味しいし見た目もきれいで嫁にも好評だった。

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牛タンカレーもある。 今日も朝から食べ過ぎだ。

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09:40にチェックアウトして、仙台場外市場 杜の市場へ。 

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スーパー的な店もあるので、キャンプの買い出しにも使えそう。
嫁の友人へのお土産は牛タンではなく仙台牛にした。
生うに丼には時間が早い(というかお腹が空いてない)ので、生うにの詰め合わせを食す。
濃厚だけどクセがなく、フルーティーという言葉が似合う。 映えるね。

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仙台東I.Cから乗って常磐道へ。 常磐双葉I.Cで降りて向かったのが、東日本大震災・原子力災害伝承館。 12:20到着。
6月のツーリングで来たときは、まだ開館時間前だったので入れなかった。
ここは県営の施設で入館料は600円。

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駐車場に豊中市ナンバーのキャンプ装備のカブが停まっていた。 とても効率的なパッキングで旅慣れていることがわかる。
FRのカゴの下にフォグランプが付いているね。 嫁はヨーグルトの容器が気になったみたいだ。

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イントロダクションの映像放映まで時間があるので先にトイレへ。
そのとき屋外に原子力の広報パネルが置いてあるのを見つけた。

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自分は実物を見たことはないのだが、「クリーンで安全な未来のエネルギー」として原子力発電のイメージを刷り込んできたのだろう。

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その刷り込みは子どもたちにも及び、習字の例題にこのような文言が使われることも。

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政府・自治体と電力会社の罪は大きいね。

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福島第一原発の精巧な模型。 写ってないが、5号機、6号機は右端にある。
そもそものレイアウト的に、津波のことを考慮していなかったのではないか?という気がする。

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「5重の壁」というが、そもそも燃料棒自体が放射線を撒き散らしているので、第1と第2の壁は無いようなものだ。

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福島第二原発なぜ過酷事故を免れたのか、その理由がよく分かるパネル。
関係者の努力もさることながら、運が良かったとしか言いようがない。

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福島第一原発の事故というと、自分もTVで見た1、3、4号機の水素爆発のイメージが強いが、もっとも多くの放射性物質を放出したのは水素爆発しなかった2号機だということだ。

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そして福島第一原発から放出された放射能の雲は海風に乗って、南北を原発事故と津波で遮断されて内陸側にしか逃げ場がなかった浪江町の避難先を直撃することになる。
1986年のチェルノブイリ原発事故で「放射性物質の汚染予測は風向きと降雨が非常に重要」と認識されていたのだが、例のSPEEDIのゴタゴタを含めて適切な避難指示を出すことは困難ではあった。
でも11年経った今も、もっとも割を食っているのは浪江町なんだよね。

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表土を削り取る除染の効果は確かにあったのだろう。 途方もない作業だし、防潮堤建設が終わってもこちらはまだ続いている。

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10年前に友人Hと初めて福島県の被災地を訪れたときに立ち寄ったJR新地駅の様子がビデオに写った。
被災直後の様子。

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自分たちが行ったときにはもう跨線橋や被災車両は残っていなかった。

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事故から2年後。 レールがなくなっている。

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3年経ってもあまり変わっていない。

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でもそこからさらに3年後には新しい駅舎で営業を開始している(2016年12月)。 常磐線が内陸へ移設された関係で、旧駅舎から約300m西側に新駅を作ったらしい。
新駅建設中の写真が残ってないのは、別の場所に建てたからだろう。

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昨日立ち寄った陸前高田の津波被災後と現在の写真。
中央の商業施設はアバッセたかただろう。
その手前のロータリーがあるところが陸前高田駅だ。 鉄路はなくJR大船渡線はBRTに転換されてしまった。

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写真を見ていると、あの頃の気持が蘇ってくる。

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隣の双葉町産業交流センター(F-BICC)へ移動。

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フードコートで昼食。 13時半と遅い時間だがお客さんは多い。

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ペンギンのフィッシュバーガーセット。 フライドポテトが激ウマで、ベルギービールウィークエンドで食べたポテトを思い出した。 これの専門店を作ってもいけるんじゃないか?

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フィッシュバーガーも白身魚がしっかりしながらもトロトロで、ソースと相まって美味しかった。

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せんだん亭のなみえ焼きそば。 一味を掛けて食べるものらしい。
並でも結構なボリューム。 中華麺ではなくうどんだね。 濃い味付けで箸が進む。 こちらも美味しかった。

14時に帰路につく。 途中で2回ほど休憩を取りながら常磐道から圏央道を通って、鶴ヶ島JCTでこの旅行初めての渋滞に遭遇。 関越道上りからの流入によるものらしい。
18:20 圏央鶴ヶ島I.Cで降りて、宇佐美出光 407号鶴ヶ島インターSSで給油と洗車。 スーパーで買い物をして19時半に帰宅した。

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帰ってきたばかりだが、昨日買った生ラム(7-11で買った板氷でずっと冷やしていた)を食べてしまわなければならない。 冷凍したら生ではなくなってしまうので。
ランプと肩ロースのミックスで合計500gだ。

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付属のタレは味が選べるが、お店で食べた中辛で。

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ジンギスカン用の鍋はないので、底に溝が入ったホットプレートで焼く。

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ショルダーラックはよく焼いて休ませておき、最後にハリッサをつけて食べた。
何にでも合う調味料だがラム肉にもよく合う。

という訳で、2泊3日の旅行は幕を閉じた。
2人なら1日で盛岡まで行くのは難しくないことが分かったし、寄り道しなければ青森だって到達できるだろう(渋滞がなければだが)。
だんだん歳をとっていけば遠出も出来なくなってくるのだろうが、これからもムリせず行ける範囲で行ってみたい。