あれは 3/15(火)のこと。
Wave110iに乗って帰宅する途中で、事故に遭いそうになった。
詳しい説明は省くが、長いトレインの中を時速 60km/hくらいで大人しく前走車に付いて(車間距離 8~10m)走っていたら、突如駐車場からクルマが発進してきてぶつけられそうになった、というものだ。
時刻は 18:20くらいで既に暗かったとはいえ、ヘッドライトを LEDに替えてあるので被視認性に問題があったとは思えない(雨ではなかったのでフォグライトは点けていなかった)。
自分の後ろにもスクーターが走っていたし、その後ろにも車列がつながっていたはずだ。
長いトレインにしびれを切らして、バイク2台ぶんのスペースを「車列の隙間」と誤認したのかもしれないが、ぶつからなかったのが奇跡のようなタイミングだった。
改めて認識させられたのは、こちらに非がなくても「もらい事故」に遭う可能性だ。
ブレーキの踏み間違いや逆走など、高齢者が運転するクルマによる事故のニュースを聞かない日はない。
今回突っ込んできたクルマも老人ホームの駐車場から出てきたものだった(運転手が高齢者だったかどうかは分からない)。
ずいぶん前になるが、道の駅の駐車場から勢いよく右折で出てきた枯葉マーク付きの軽トラが、ハンドルの戻し遅れで対向車線まで入ってきて、自分と正面衝突しそうになったこともある。
KY(危険予知)運転していてもどうしようもない事故はあるし、いざその瞬間に取れる行動の余地はあまりなく、運に身を任せるほかない。
事前に適切なヘルメットや手袋、シューズ、できればパッド入りのライディングウェアを身に付けるなどしておけば、何パーセントか生存確率を上げることができるかもしれない。
命を落とすにせよ怪我で済むにせよ警察を交えた検分で原因が調べられるが、双方が動いている状況での事故だと今回のように回避不能な場合でも 1~2割程度の過失割合を保険会社から認定されてしまうかもしれない。
こちらが死んでいたらなおさら「死人に口なし」で不利な結論で決着させられてしまうかも。
長い前置きだったが、これにより通勤車両である Wave110iにもドラレコを付けようと決意したのだった。
本来ならプライムデーやブラックフライデーセールに合わせて買いたかったところだが、ちょうど「新生活ポイントアップチャンス」キャンペーンをやっている。
会社の福利厚生ポイントで高還元率の Kindle本を買いまくったことで Amazonポイントも溜まっている。
かねてから110iにもドラレコの必要性は認識していたが、こういう「あぶく銭」があるときじゃないとなかなか購入に踏み切れない。
購入したのは VSYSTOの P6F。
V-SYS Technology ()
¥18,999
選定条件は「GPSアンテナ標準装備」であること。 もっと安価な製品もあるが、これは本体が小さくて、カメラレンズが広角だったし、2000円オフのクーポンも決め手となった。
SanDisk ()
¥3,562
256GBの高耐久 microSDカードも購入した。 Wave125iに付けているドラレコに入れたのと同じものだ。
2つとも土曜日の夜に到着した。
P6Fの内容物。 「録画中」のシールが入っているのが嬉しい。
最高気温が 10℃までしか上がらなかった昨日と変わって、今日は暑いくらいの陽気だった。
ドラレコ用のACC電源は、フォグランプを取り付けたときにサービスカプラから取るように電線を引っ張ってあった。
ここで戸惑ったのは、P6Fの電源線は赤(+12V)、黒(アース)、黄(ACC電源)の 3本だったこと。
試しに黄と黒をサービスカプラからの赤と黒に接続してみたが、IG-Onしても P6Fは Onにならなかった。
P6Fの赤と黄をまとめて、サービスカプラの赤に接続しても動作はするのかもしれない。
だが IG-Offしたときにドラレコは終了処理を行う。 バックアップ電池やコンデンサなどで時間差の電力を賄っているならよいが、そうでないなら赤と黄が同時に失陥するのは不味い気がする。
そこでP6Fの赤線はバッテリーに直結した。
IG-Onしてみると、今度はちゃんと電源が入った。
フロントカメラはこの位置に。 カウルが曲面だったので、ブラケット側も少し曲げて両面テープの密着性を上げた。
リアカメラは GIVIのベースの裏側に貼り付けた。
もともと小さな Wave110iのシート下ボックスは P6Fとシガーソケットで一杯になった。 他にはレインブーツカバーくらいしか入らない。
工場出荷状態だと、起動時などにけっこうな音量で喋る(英語)ので迷惑。
動画ファイルの録画時間も5分単位に変更する。
録画の画質については後日報告したい。