在宅勤務がなくなってPC需要が減ったからか、SSDやメモリの価格が下がってきている。
HDDの場合はそこまで顕著ではないが、一時期の円安が落ち着いたこともあり、過去最低レベルまで落ちてきた。
Amazonポイントに余裕があったので、新生活応援セールの期間中に Seagate BarraCuda ST8000DM004(8TB)を購入した。
シーゲイト(SEAGATE) (2018-01-13T00:00:01Z)
¥15,469 (中古品)
自分が購入したときの価格は 12,980円(セール期間中だったのでポイントも多かった)だった。
秋葉原の特価だとさらに千円以上安い場合もあるが、通販価格はAmazonと変わらないし時間と交通費を使ってまで買いに行く意味はない。
ST8000DM004を購入したのはこれで3台目だ。 1台目が2019年7月、2台目が2021年3月だから2年ぶりになる。
6TB世代(WD60EZRX, WD60EZRZ)も3台、4TB世代(WD40EZRX)も3台だった。
次に買うときは10TBになるのだろうか? 今は東芝 MN06ACA10T(10TB)が 24800円らしい。
10TB以上の GB単価では東芝が圧倒的(しかも10TBから18TBまで2.5~2.8円/GBで差がない)なので、次の世代からは東芝になるのかもしれない。
これでファイルサーバーの総ストレージ容量は 8✕3+6✕3+4✕2 = 50TBになった。 何が入っているんだろうね?
2年ぶりの新HDDということで、ファイルサーバーへの組み込み方法をだいぶ忘れている。
既存の 4TB HDDから他の HDDへデータを退避させて取り外し、新しい 8TB HDDを取り付ける。
昔はここからコマンドラインでzfsの作成まで行っていたが、今は XigmaNASの GUIからパーティションから プールと ZFSファイルシステムの作成までを行った方がいいようだ。
とはいえパーテーションだけは
# gpart add -a 4k -t freebsd-zfs ada7
ada7p1 added
とコマンドラインで作ったのだが。
戸惑ったのは仮想デバイス(vdev)の作成というステップ。 こんなのあったっけ?
FreeBSDでZFSを使用するときに気を付けたいこと - レンコン畑でつかまえて
ZFSは頂点にzpoolが存在し、このストレージプールを用途に合わせて分割して使用します。
zpoolは複数のvdevから構成され、vdevに複数のHDDが属するイメージですね。
さて、ZFSはその堅牢性を強調されることが多いですが、その冗長性がどこで担保されているかというとvdev単位で担保されています。 イメージとしてはvdevをストライピングしてzpoolを構成している感じです。
そのため、zpoolを構成するvdevが1つでもアクセス不可能になるとプール全体が崩壊します。
ウチは個人だし単純なデータ倉庫として使っているだけなので、1HDDに 1プールでしか使ってない。
XigmaNASの ZFSはバージョンいくつだろう?
# zpool upgrade -v
(中略)
VER DESCRIPTION
--- --------------------------------------------------------
1 Initial ZFS version
2 Ditto blocks (replicated metadata)
3 Hot spares and double parity RAID-Z
4 zpool history
5 Compression using the gzip algorithm
6 bootfs pool property
7 Separate intent log devices
8 Delegated administration
9 refquota and refreservation properties
10 Cache devices
11 Improved scrub performance
12 Snapshot properties
13 snapused property
14 passthrough-x aclinherit
15 user/group space accounting
16 stmf property support
17 Triple-parity RAID-Z
18 Snapshot user holds
19 Log device removal
20 Compression using zle (zero-length encoding)
21 Deduplication
22 Received properties
23 Slim ZIL
24 System attributes
25 Improved scrub stats
26 Improved snapshot deletion performance
27 Improved snapshot creation performance
28 Multiple vdev replacements
というわけで v28らしい。
とはいえ FreeNAS 8.3の頃から既に v28対応だったらしいので、単に忘れていただけかもしれない。