しばらく Webサーバーがダウンしていました。
発端は ルーターのLAN側(ローカル)固定IPアドレス設定がなぜか外れて、自宅 Webサーバーの IPアドレスが変わってしまい、アクセスができなくなっていたことでした。
なにかの拍子に固定IPアドレスの設定が消えてしまうようなので、Webサーバーの rc.confで DHCPから IPアドレス指定に変更しました。
TCP80と443のポートフォワーディングの設定も消えていたので復旧。
それだけで終わっておけばよかったのですが、ついでに FreeBSD 13.2-RELEASEから 14.1-RELEASEにアップグレードしようとしたのがいけませんでした。
freebsd-update upgrade -r 14.1-RELEASE をかけたところ、/etc/groupファイルの引き継ぎみたいな場面になったところで失敗したようで、root以外にユーザーが居ない状態になってしまいました。
当然 Apacheも MySQL Serverも起動しません。
あくまで一部の設定ファイルが損傷しただけなので、そこから復旧することもできたとは思うのですが、さらにドツボにはまる恐れがあったのでシステムをクリーンインストールすることにしました。
Crucial ()
¥4,053
今のシステムが入っている SSDはそのままに、新しくシステムをインストールするためには、新しい SSDが必要です。
ちょうど Amazonのプライムデーだったので購入しました。
Hanye ()
¥2,877
もっと安い SSDもあったんですが、ケチって後悔したくないですからね。
それにしても安くなったものです。
今週末は定年退職者の送別会があったので、キャンプに行く予定はありませんでした。
寝込んでいる Wave110iの腰上をバラすつもりでしたが、Webサーバーの復旧が優先です。
14.1-RELEASEの memstick.imgを USBメモリに焼いておきます。
いままで使っていたのは ADATAの mSATA 64GBの SSD。 FreeBSDの場合はその程度の容量で事足りるのですが、いまから買うのにわざわざ小容量の SSDを選ぶ必要はないですから。
無事に USBメモリから Bootしたのでインストールします。
FreeBSDのクリーンインストールなんていつぶりだろうか? 2017年以来なら 7年ぶり?
キーボード設定のところが上手くいかず、あとで rc.confに keymap="jp.106x.kbd" を追加しました。
いまはデフォルトで Root FSが ZFSなんですね。
この辺もデフォルトのままで。
少し飛ばしてネットワーク設定。 SLAACって何だ?
おまかせでよろしく。
ntpdとpowerdも起動させます。
OSのインストールが終わったところで時間切れになったので送別会へ。
翌日(今日)は二日酔いにならなかったので Apache24と mysql-serverと client(8.0)をインストール。 昔は portsからインストールしていましたが、まっさらな状態から pkgでインストールするのは初めてです。 時短になるのがありがたいです。
続いて古い SSDをマウントして Webサーバーのコンテンツと DB、各種設定ファイルをコピー。 MovableTypeに必要な perlモジュールも導入しました。
perlといえば、昔の FreeBSDはシステムperl(/usr/bin/perl)があったのですが、今はシステムから排除されたので pkgから導入する必要があります。 その場合は Pathが /usr/local/bin/perl になるので、MT6の cgiファイルの先頭行のパスを書き換える必要がありました。
とりあえず復旧は完了できたと思います。 余計な仕事を増やしてしまったな。
と、これで OKかと思ったら職場からアクセスできない!
帰宅して Wabサーバーが動いていることを確認。 宅内LANからのアクセスもOK。
しばらく調べてみると、プロバイダーから設定された固定IPv4アドレスと違う IPアドレスになっている。
固定IPv4アドレスの場合はルーターの自動設定ではダメで、プロバイダーからの情報をもとに手動で設定する必要があるようです。
ルーターを新調したのは半年前のことですが、もう忘れてました。
これで大丈夫、なはず。