コロナ休み最終日の 10/1(火)の夜。 嫁が「食洗機の電源が入らない」という。
正確には「電源を入れてスタートしたけれど、途中で電源が落ちてしまい再起動しない」らしい。
家の配電盤のブレーカーもチェックしたが、食洗機のブレーカーは落ちていなかった。
途中で電源が落ちたということは、何らかの異常があって食洗機内の保護回路が働いたということだろう。
新築したときに付いていたものだから、もう22年間も使っていることになる。 年間300日くらいは使っていると思うので、6,000回以上は稼働しているだろう。
途中で故障してサービスマンが来て修理してもらったり、回転ノズルが劣化したので交換したりもした。
修理依頼しても交換部品があるとは限らない。 もう買い替えた方がいいだろう。
食洗機はタカラスタンダードのビルトイン式で型番は「TDWP-45」だ。 とはいえ製造しているのはナショナルだ(つまりOEM)。
「食洗機 買替え対応機種検索システム」で TDWP-45を検索するとパナソニックの「NP-P45X1P1」がヒットする。
入れ替え可能な現行機種としては、上位機種から順に NP-45MS9S、NP-45VS9S、NP-45RS9S/Kとなる。
価格.comで確認すると、最上位の NP-45MS9Sで約95千円、NP-45VS9Sで約84千円、NP-45RS9Sで約82千円と大した差はないので、その日のうちに最上位機種の NP-45MS9Sを発注した。
ちなみに 1時間ほど置いて再度嫁が食洗機の電源を入れたところ、最後まで洗浄が完了したとのこと。
新しい食洗機が届くまでダウンタイムが発生しなくてよかった。
取り付け作業は 10/5(土)におこなった。 ピカピカの筐体を見られるのはこれが最初で最後。
背面を確認する。 2本のフレキホースは給水(太い方)と排水(細い方)。
食洗機の下の引き出しを開けて、底の板を外すと給水栓と排水口が現れる。
給水ホースが黒くて細いけど、新しいのはちゃんと付くのかな?
水道のねじは共通なので問題はない。
給水栓は手では回らなかったので、頭の白いキャップを外してレンチで閉めた。
水が垂れるので100円ショップで買ったバットを敷いてホースを外す。
古い食洗機は引っ張ればそのまま抜けてくる。
一人作業でも何とか持てる重さ。
食洗機を抜いたあとの内部。 右上は IHクッキングヒーター。 これも 8年前に自分で交換した。
新しい食洗機に付属していたシートを設置場所に広げる。 両端の合板の板厚ぶんカットしてある。
奥に転倒防止金具を取り付ける必要があるのだが...
その位置には既に穴が開いている。 っていうか転倒防止金具はどこ?
古い食洗機の設置説明書が入っていた袋に転倒防止金具(右側)が入っていた。 最初から使われていなかったのか、修理されたときに外されてそのままだったのか?
新しい転倒防止金具は取付穴が3列になっているが、右端の1列は予備(木ネジの穴がバカになったとき用)らしい。
元から開いていた穴をそのまま使って新しい転倒防止金具を取り付けた。 穴位置は「C」の位置。
次は出入りを調節するための金具だが、側面の合板の内側にさらに5mm厚のベニア板が貼り付けてあるのが気になる。
「0」の位置にポンチで印を付けて、ベニア板に密着させるように調整金具を取り付けた。
調整金具の内側に 2つ開いている穴は、古い食洗機の調整金具用のようだ。 「ようだ」というのは古い調整金具も設置説明書が入っていた袋に入っていたから。
新しい食洗機を入れる前に、両脇に付属のスポンジを貼り付ける。 合板の高さ(5cm)の分だけカットしてある。
設置説明書には樹脂枠の方もカットしろとあったが、面倒なのでそのまま。
新しい食洗機を押し込む。 手前両脇に調整金具があるので入らないかと思ったが、ギリギリ入った。
食洗機の出入りは大丈夫そうだ。
設置説明書に従って、食洗機の上部手前に透明な樹脂板(フィラー)を取り付ける。 なんのための部品なのかはよくわからない。
新しい給水ホースと排水ホースを接続する。 給水栓はほぼ全開で使っていたようだ。
食洗機と調整金具をブラケットで連結する。 出入りの調整は必要なかった。
古い食洗機は全面にスイッチがあったが、新しいのはドアを開けた内部にスイッチがある。
子どもなどが不用意に触らないようにするためだろうか?
説明書に従って試運転を行う。 そういえばロックレバーもないんだよな。
試運転も無事に完了。 食器カゴの使い方については嫁に慣れてもらうしかないな。
20年とは言わないが、新しい食洗機も15年くらいは使えてほしい。
その頃には自分たちの方が先に寿命を迎えているかもしれないが。