クランクケースのボーリング加工

支那エンジンのクランクケースが割れた件ですが、その原因(材質不良?、クランクシャフトの芯ズレ?)についてもう一つ思い当たりました。

自分が入手した支那エンジン(ボア52.4mm×ストローク55.5mm)のシリンダスカート径は56.5mmでした。 武川のハイクオリティーシリンダーT2がスカート径56mmですから、それよりも大きいことになります。

これはシリンダーの剛性という点ではメリットですが、当然クランクケース側穴の内径も大きくする必要があります。 支那エンジンのクランクケース内径は57.5mmでした。 やはりスカート径+1mmですね。
ちなみにジョルカブの純正ケースは、上下方向でもガスケットを挟んでの横方向でも、内径は55mmでした。 JUNのシリンダー(ボア49.6mm)のスカート径は53.8mmでした。

モンキーなどでハイクオリティーシリンダーを使う場合、クランクケース内径を57mmに拡大するらしいので、材質さえマトモなら問題ないのかもしれませんが...

Wave110のクランクケースに支那シリンダーを組み合わせるにも、ケースのボーリングが必要です。  57.5mmに広げても大丈夫かなぁ。