トヨタ・いすゞ、ディーゼルエンジン共同開発を打ち切り

NIKKEI NET(日経ネット):トヨタ・いすゞ、ディーゼルエンジン共同開発を打ち切り

トヨタ自動車はいすゞ自動車と進めている乗用車向けの小型ディーゼルエンジンの共同開発を打ち切る方針を固めた。欧州向け環境対応車に搭載する計画だったが、自動車不況で収益が見込めないと判断。欧州では今後、技術的に先行するハイブリッド車に経営資源を集中させる。
 
6月末に新体制に移行したトヨタは、業績立て直しに向けた対策の一環として、現地の需要動向に合わせた生産・販売体制を打ち出した。豊田章男社長は「退くべき分野を明確にする」と説明しており、小型ディーゼルエンジン開発からの撤退はその先駆けとなる。

元々が、ホンダなどのクリーンディーゼルの発表に慌てて、共同開発を発表したようなところがありましたからね。

面白いのは、ハイブリッド車を推進するトヨタ、ホンダはディーゼルに見切りをつけて、EVにも慎重。 ハイブリッドに出遅れた日産、三菱自は、EVを主としてディーゼルにも注力しています。 マツダは水素ハイブリドもやってますが、当面はアイドリングストップとディーゼルで戦うようです。 富士重もディーゼルを発表しましたね。

トヨタやホンダには、ハイブリッドにそれだけの手ごたえがあるのでしょう。 一方で、日産、三菱自は退路を断って「違う道」を選択しました。
マツダ富士重は、なんとかハイブリッド路線に方向転換しようとしています。 果たして間に合うかどうかわかりませんが、茹で蛙になるのを待つことは出来ないという判断でしょう。

それぞれの選択が正しかったのかどうか、結果が出るのは3年後の2012年くらいになるでしょうね。