2011年 10月1日(土)
間が空いてしまったが、前回からの続き。
今朝は07:00に目が覚めた。 雨音はしていない。
テントの外に人の気配がしたので、管理人が来たのかと思ったが、近所の人が朝の散歩に来たようだった。
手前にあるのがトイレ棟。 水洗で清潔だった。 その奥が本来のテントサイトになる。
昨夜は誰もいなかったので、駐車場に近い草地に張らせてもらった。
団体客がバーベキューでもするのだろうか? 屋根の下にたくさんイスとテーブルが並んでいた。
もし昨晩雨が降っていたら、この下にテントを張っていただろう。
こちらが本来のテントサイト。 昨夜は真っ暗だったが、利用者がいれば街灯が点くのかもしれない。
すぐそばを河内川が流れており、川原に降りることもできる。 その上に大きな橋が掛かっている。
橋を渡った先にはテニスコートがあった。
今回はテントの浸水もなく、撤収作業もスムーズに進む。 防水処理の効果はあったと言えるだろう。
友人Hからメールは来ていない。 もうとっくに出発しているはずだ。
08:59 こちらも出発する。
キャンプ場への道は、入り口の10mくらい手前でがけ崩れをしている。 先日の台風の影響だろうか。
暁美橋のキャンプ場側の看板。 右に行ってすぐ左に曲がるとキャンプ場。 左に行くと「湖畔遊」がある。
橋を渡って集落のある高台から見る。 向こう岸がキャンプ場だ。
09:07 集落を抜けてR195に戻ると、ちょうどセルフがあった。 ラッキー! ここで給油しておけば、徳島まで持つだろう。
R194と同様に、R195もとても走りやすい。 対向車はたまに通るが、追い越しはし易い。
別府(べふ)の集落を過ぎると、急にヘアピンの連続となり、高度を上げていく。
09:45 四ツ足峠トンネルを抜けると徳島県に入る。 このトンネル、約1.8kmと結構長いのだが、幅員は5.5mしかない。 ダンプや大型トレーラー同士が中で出くわしたら、ちょっと大変なんじゃないかと思う。
09:51 剣山スーパー林道は通行止めだった。 通る予定はなかったので問題なし。
たまに対向車線を大型トレーラーが走ってくる。 こんな狭小区間をよく通るなと感心するが、出会い頭に出てきたらちょっと怖い。
10:27 出合橋の手前で交互通行の信号に出くわす。 工事用の仮設ではなく常設だ。
10:47 道の駅 もみじ川温泉に到着。 昨日風呂に入れなかった分をここで取り戻すのだ。 ここは宿泊も出来るらしい。
入浴料は500円。 タオルセットでも650円と良心的。 とても泉質が良くて、肌がつるつるになった。
ゆっくりして11:49に出発しようとしたら、大型バイクに乗った人に「日高市って、まさか北海道から来たんじゃないですよね?」と訊かれた。 「いえ、日高市は埼玉県です」と答えた。
12:18 阿南市桑野でR195と別れ、県道24号に入る。 さらに12:29にR55へと合流。
12:55 大野交差点で県道29号へ右折。 末広大橋を渡れば、フェリー乗り場はもうすぐだ。
13:10 フェリー乗り場に到着。 時間も調べずに来てしまったが、既にフェリーが到着していて乗船できそうだ。
南海フェリーの乗船券は、クルマやバイクの場合はドライブスルーで買える。
Hから12:17にメール。 名古屋まで来たらしい。
ここで悲劇が。 写真を撮ったあとカメラをウェストバッグに入れて、バイクを移動させようとしたら、カメラが地面(アスファルト)に落下してしまった!
レンズかボディか、どちらかは逝ってしまっただろうと覚悟して拾い上げたのだが、落ち方が良かったのかボディの角にわずかにキズがついた程度で済んだ。 GXRの堅牢なマグネシウム合金製ボディのおかげだ。 本当に助かった。
土曜日だがバイクは4台だけ。
やっぱり南海フェリーも萌えていた。
お昼を食べていないので、船内の売店で幕の内弁当とお茶を買う。 13:30 出港。
弁当を喰ったら眠くなって、一時間くらい眠ってしまった。 体が重い。
『ツーリングマップル中部・北陸』をHに貸したのだが、手元にある『中国・四国』には和歌山と大阪の一部しか載っていない。
今夜は奈良県に泊まるのがMUSTなので、スマホで奈良県のキャンプ場を調べる。
奈良県南部は台風の影響でキャンプ場も被害を受けているかもしれないし、道路の状況も不透明だ。 翌日は埼玉まで長距離を走ることを考えると、できれば奈良県の北東部が望ましい。
確か笠置キャンプ場というのが評判良かったはず。 ちょっと遠いが行ってみよう。
15:40 和歌山港着。 和歌山市から奈良県へ入るには、R24を走っていくのが最短コースだ。
トラミ西日本の帰りにも、同じようにR24へ向かった。 あの時は真夜中で、適当に走ったらうまい具合にR24に入ったのだった。
今回はちょっと考えすぎてしまって、R24の旧道を走ってロスしてしまった。 フェリー乗り場を出たら、ひたすら道なりに東へ向かえば、自然とR24に入ることができたようだ。
16:10 出島からR24バイパスに入る。
16:17 しばらく走るとセルフがあったので給油する。
R24は道は良いのだが、交通量が多く信号にも引っかかりやすい。 アベレージは40km/hを切り、ストレスが溜まる。
17:25 橋本駅の近くで信号待ちをしていたら、おじいさんが白い犬(ちょっと細いけど、体高は50cmくらいの雑種)と一緒に散歩をしていた。
リードはおじいさんの腰に巻かれていて、おじいさんはゆっくりとだが一生懸命歩いている。 その脇で時折おじいさんを見上げながら、白い犬はペースを合わせて歩いていた。
疲れたのか、おじいさんは銀行の入り口の階段に腰掛けて休憩した。 白い犬は心得たもので、おじいさんの側に座っておとなしくしていた。
ほんの数分の光景だったが、気持ちがちょっと暖かくなった。
橋本を過ぎてからはペースも50km/hにアップ。 御所市に入った風の森峠は、標高260mくらいなのにえらく寒かった。
17:55 日帰り入浴施設「かもきみの湯」へ。 キャンプ場へ着いてからでは間に合わないので、ここで入っていく。
ついでに食事もここで済ませようかと思ったのだが、軽食じゃなくてレストランっぽかったのでやめた。
Hから17:41にメールが来ていた。 沼津に着いたらしい。 川崎までもうひと踏ん張りだな。
19:06 湯冷めしないように、合羽を着て出発する。
次は食事だ。 R24沿いには外食の店がたくさんあるのだが、なかなかソソられるものがない。
20:11 結局、丸亀製麺でうどんを喰うことに。 香川では喰わずに、なんで奈良でうどんを喰うかな。
20:47 そろそろR24とお別れなので、コンビニに立ち寄ってキャンプ場の位置を再確認。
ここで重大な問題に気が付いた。 笠置キャンプ場は奈良県ではなく京都府だったのだ。 奈良県でなくては意味がない(経県値的にね)。
元々は月ヶ瀬に行くつもりだったので改めて検索すると、月ヶ瀬にロマントピア月ヶ瀬という道の駅みたいな施設があって、キャンプができるらしい。
21:01 泉大橋を渡ったところで、R168へ右折する。
21:13 笠置の手前にコンビニがあったので、酒とつまみと朝食を仕入れる。
21:37 月ヶ瀬口から府道753号へ入って、真っ暗な山の中を南下していく。 月ヶ瀬カントリークラブを過ぎると奈良県だ。
21:51 ロマントピア月ヶ瀬に着いたのだが、真っ暗で誰もいない。 それはいいとして、キャンプ場らしきものが見当たらない。 場内の案内板すらない。 どうなっているのだろう?
時間も時間だし、他のキャンプ場を探して放浪するのはもう勘弁してほしい。
ゲートボール場みたいな広場の奥に、ちょっとした草地を発見した。 バイクを乗り入れられるし、場所的にも目立たないので、ここにテントを張らせてもらう。
風呂も食事も済んでいるので、あとは飲んで寝るだけだ。
NHK第一のラジオ深夜便を聴きながら酒を飲む。 静かな夜だ。
Hは無事に川崎に戻り、家族と花火大会を観たらしい。
メールの返事を打って、0時就寝。
本日の走行距離 346.9km(フェリー航路含む)
Google Earth用KMZファイル(香美~月ヶ瀬) → 20111001.kmz