R265を行くことにしたのは、昨年のNHKスペシャル『クニ子おばばと不思議の森』の影響です。
とはいえ時間の都合もあり、単にバイクで国道を通り過ぎることしかできません。 もとより、地元の方々が静かに暮らしているところに、興味本位で踏み込むことが良いとも思いません。
どこまで秘境らしさが感じられるかについては、半分諦めていました。
12:47 に陰陽石を出発してから、再びR265に戻ります。
13:02 県道143号との分岐点に来ました。 陰陽石からここまではそれほど降っていませんでしたが、山に入って行くとだんだんと強くなってきました。
13:12 木場屋敷というところを過ぎた辺りで見かけた丸太の鳥居。 この手前に2軒くらいの人家があったので、そこの人達がお参りしているのでしょうか?
13:22 急に視界が開けました。 木を切り出した跡のようです。
よく見ると、切り株の断面が黒くなっています。 切り出したあとに野焼きをしたのでしょう。 ちゃんと新しい木が育っています。 大きさからすると1年前くらいかな? こうやって30年のサイクルで、山の再生を繰り返しているんですね。
ここは椎葉ではなく、まだ小林市ですが、番組で見た通りで感激しました。
13:45 田代八重ダムによって作られたダム湖に到着。 正面の橋は蝉の谷橋かな。 このダム湖には名前がないらしいです。 なんでだろうね。
山に入ってからはずっと雨です。 路面は大量の落ち葉に、落石と樹の枝。 走りながら、踏んでいいのか、交わすべきかを判断し続けなければなければなりません。 対向車はほとんど来ません(ということは2,3台は来た)が、ブラインドが多いので要注意です。
この写真は停車しやすい場所で撮ったのですが、この3倍くらい酷い状況の路面が何度も出てきます。 実際には写真より暗く、もっと猥雑な感じです。 まさしく酷道ですね。
乗っていたのがトランザルプじゃなくて良かったと、本当に思いました。 Waveなら重心が低いし、両足で漕ぐのも簡単です。
13:50 ようやく西米良村に入ります。
尾股峠を越えて、14:30にR219との重複区間に辿り着きました。
自分と入れ替わりに、2台のカワサキとアメリカンが鹿児島方面へと入っていきました。 阿蘇から西米良までと同じ感覚で、そのまま入っていったのでしょうが、彼らの無事を祈ります。
さて、土地勘がないとどっちに行けば阿蘇に近いのか、標識を見ただけではよくわかりませんね。 地図を確認して右に行きました。
14:40 R219と別れて椎葉方面へ。 この橋を渡ったところが西米良村の村所(村役場があるところ)になります。
さすが村所の近くだけあって、道路が整備されています。
ここでキャンプ場を出発時に買っておいたリポDを補給します。
椎葉村に入り、一ツ瀬川沿いを走っていると滝がありました。 水量が多いです。
15:11 滝から3kmくらい進むと、R388との重複区間になりました。 人吉方面へ向かいます。
また3kmほどでR388ともお別れ。 前のBMWのオープンカーは、椎葉から来て人吉へ走っていきました。 自分は椎葉方面へ。
ここから日向椎葉湖へ抜ける飯干峠は、それほど暗さを感じませんでした。 15:32 峠に到着。 標高は1,050mです。
16:10 上椎葉ダムの前を通過。
16:17 音ヶ瀬大橋のところに、夜間通行止めの案内が出ていました。 仲塔というのは、国見トンネルの手前3km付近だと思われます。
実はBTヘッドセットを充電するために、eTrexはバッテリーで動かしていたのですが、この先で電池切れになっていました。 国見トンネルに入る直前になって気が付きました。 USB給電に変更します。
16:43 R218との重複区間の手前に、スタンドがあったので給油しました。 若いご夫婦でやっている感じでしたが、ずっと山の中を走ってきたので人に接してほっとしました。
17:07 高森峠隧道を下ってカルデラの中へ。 ここでスクリーンがグラグラしていることに気づきました。 左ミラーの根本が緩んでしまったようです。 ネジロックを使うようになってから緩んでいなかったのですが。
17:21 鍋の平キャンプ場に到着。 先客はバイクの一人だけ。 利用台帳を見ると、昨日までは多かったようです。
霧雨が少し降ってますが、これくらいなら問題はありません。 天気予報は当たってますね。
前からこんな自販機があったっけ? 管理人が居なかったので、自販機で入村券とテント持込み券を購入して設営に入ります。
設営が終わったら、高森温泉館へ。 18:14 到着。
相変わらず気持ちいい温泉でした。 あとは買い出しだけなので、19時半までゆっくりと浸かれました。
ミラーの根本ですが、ねじが緩んでいるのかと思ったら違いました。 ハンドルに直付けされているブラケットが溶接部から折れてしまったようです。
対処のしようがないので、このままの状態で旅を続けることに。 幸い、右側はしっかり固定されているので、スクリーンが倒れてしまうようなことはありません。
19:35 気を取り直して、スーパー・アスカへ買い出しに行きました。
馬刺しが食べたかったのですが、なかったので馬刺しの握りを買いました。 あとは肉巻きと鶏の軟骨揚げ。
ここはラジオの入りもいいですね。 寝るのがもったいなくて、1時くらいまで起きてました。
本日の走行距離 302.4km
Google Earth用KMZファイル(神川~高森) → 20120430.kmz
五日目へ続きます。
禄太郎
R265をしかも雨の中走破するなんて凄すぎます。小林~西米良間は思った通りの酷道ぶりですね。やはりいつの日かチャレンジせねばなりますまい。ただ、福岡から南下すると西米良の時点で「もうおなかいっぱい」になっちゃうんですよねぇ。何かモチベーションを上げるネタを探さなければ。
ダブリン市民から禄太郎への返信
雨でなければもう少し走りやすいと思いますが、やはりR219を境にして別の道だと思います。
飯干峠とか地図で見ると凄そうですが、あまり印象に残りませんでしたから。
次はもう少しゆっくりと椎葉一帯を走ってみたいですね。