2012年 5月 1日(火)
前日とはうってかわって、雨音のしない夜でした。 よく眠れるハズですが、なぜか深く眠ることができませんでした。
徹夜で走った影響で、バイオリズムが狂っているんでしょうかね?
テントを出てみると、となりの牧場で牛が草を食んでいました。
近寄ると「ぶぉり、ぶぉり」と草を噛みちぎる音が聞こえてきます。
こうやって外でゆっくり食事が出来るっていいですね。 キャンプはこうでなければ。
でも結局は、これが今回のツーリングで最初で最後だったんですけどね。
九州から四国へは、宇和島運輸フェリーの臼杵-八幡浜航路を予約していました。
鹿児島泊をキャンセルしたので、1日予定が早まってしまいました。
本来なら阿蘇で連泊したいところですが、ここも明日は天気が崩れるようです。
であれば、今日のうちに撤収して四国に渡った方がいいかもしれません。
臼杵のフェリーターミナルに電話をして、1日早めて頂きました。 乗船便は同じ14:40です。
そうなるとあまりゆっくりとはしていられません。
昨日行けなかった高千穂峡に行ってから、臼杵に向かう必要があるからです。
09:31 出発します。 今回はミルクロードも大観峰も行かなかったですね。 ああいうところは天気が良くないと楽しくありませんから、それほど残念という訳ではありません。
高森から高千穂までは1時間。 道路は良いのですが、遅いクルマに引っかかって、あまりペースが上がりません。
10:28 高千穂峡に到着しました。 バイクは駐車料金を取られません。
渓谷に降りていきます。 連休の谷間とはいえ、観光客は多いです。
今回は時間がないので、ここで引き返します。
高千穂峡といえば、やっぱりこのショットですよね。
今回もボートには乗れませんでしたが、一人で乗るものでもないように思います。
売店でお土産を購入します。 こうやって観光地にお金を落としていくのも大事なことです。
10:45に出発です。 一時間かけてやってきて、滞在時間わずか17分でした。 それでもやっぱり来たかったのです。
高千穂から直接臼杵に向かってもよかったのですが、寄りたいところがありました。
「道の駅 波野」で高菜めしとだご汁を食べたかったのですね。
11:04 ナビに経路を尋ねたら、県道8号を案内されました。 三秀台のそばを通り、11:14に熊本県に入ります。
ところがここからの県道41号が長かった! 阿蘇の県道は、昨日のR265並に落ち葉が積もっていたりします。 走ってあまり楽しい道ではありません。
何度かミスコースしながらも走り続けて、11:50にようやく「道の駅 波野」にたどり着きました。
ところがナビで臼杵までの所要時間を調べると、2時間ちょっとかかるといいます。 フェリーが14:40ですから、余裕を見て14時に着くようにここを出なくてはならず、食堂でゆっくり食べている時間はありません。
泣く泣く売店で弁当を買って、急いで押し込みました。 でも高菜めしも、そばコロッケも美味しかったです。
12:10 出発します。 R57を東へ進み、竹田へ。
12:30 R502との分岐にセルフがあったので給油します。 ここからはR502で臼杵を目指します。
途中で反対車線の追突事故現場に遭遇しました。 既に警察が出て、事故車両を移動したりしていました。 今回のツーリングでは合計3回ありました。 気をつけたいですね。
波野は外輪山の上(標高727m)にあり、臼杵までは多少のアップダウンがあるものの、ひたすら下っていくことになります。
海に近づくにつれて、雨が落ちてくるようになりました。 やはり今回のツーリングは、降らない日はないようです。 それほど強くないので、合羽は着ずにそのまま走り続けます。
13:24 R10に入ります。 しばらく行ったところで、コンビニで休憩。 地図の確認をします。 ここまで来れば大丈夫でしょう。
R10との短い重複区間を終えて、またR502に戻ります。 そのままR217を突っ切っていくと、三重塔がありました。 龍源寺というお寺だそうです。
そういえば川の中州にフンドーキン醤油の工場がありました。 ウチの実家ではずっと「ゴールデン紫」を使ってましたが、臼杵の会社だとは知りませんでした。
13:59 ナビの予想より少し早くフェリーターミナルに到着。 これなら道の駅で食事できたかもしれませんね。 ギリギリだったでしょうが。
バイクは5台だけ。 14:28 最後に乗船します。
トラックが多かったですね。 九州~四国は橋がないので、フェリー会社の収益は安定しているのではないでしょうか。 航路も多いですし。
デッキに出てみたら、ヘンなスペースがありました。 なんに使うんでしょうね?
所要時間は2時間20分。 佐賀関-佐田岬のちょうど倍です。 料金も倍ですが、そのぶん休息できます。 スマホに入れた音楽を聴きながら過ごしました。
山の上に風力発電が林立していました。 陸地の近くを航行するからか、携帯は圏外になりませんでした。
計画では愛媛からいったん高知へ下ってビジホに泊まり、翌日に香川入りすることにしていました。
しかし予報によれば高知は天気が悪いようです。 3日にうどん屋巡りをすることを考えると、明日の晩は香川に宿を取った方がいいでしょう。 初鰹は取り寄せで食べていたので、高知はまた今度にします。
そうと決まれば、宿の予約です。 フェリーの中でも、PCと同じように予約出来るのは便利ですね。
客室の最前部は特別室になっていました。 眺めはいいですが、いくらぐらいするんでしょ?
八幡浜に入港すると、隣に別府航路の「おおいた」が着岸していました。
見ていると、例のデッキのスペースに乗用車が入ってきました。 台数が多いと、ここに誘導されるんですね。
17:08 八幡浜港に上陸しました。 県道27号からそのままR197に入り、大洲方面に向かいます。
17:29 大洲北只ICのところで、ちょっと道を間違えてしまいました。 地図を確認してR197に戻ったのですが、ツーリングマップルにも「道が複雑 連絡注意」と書いてあるように、とてもわかりにくいです。
北只の交差点を直進したら、憎き「自動車専用道路」の標識が目に飛び込んできました。 大洲道路は無料のバイパスですが、自動車専用なんですね。 慌てて戻ってR56旧道の方へ進みました。
17:58 内子でR56と別れてR379へ。 思ったよりも時間が掛かっています。 日没までにキャンプ場に着けるか、怪しくなってきました。 四国は交通量が多いのか、アベレージが低いようです。
18:34 遅いクルマを追いかけていたら、いつの間にかキャンプ場への分岐点を過ぎてしまっていたようです。 引き返します。
18:43 4kmほど戻ると、銚子ダム公園キャンプ場の看板がありました。 松山から15kmということから想像していたよりも、かなりの山の中です。 しかもここからさらに山奥に入っていくようです。
10分くらい悩みましたが、キャンプ場を探して彷徨うのはもうコリゴリなので、行くだけ行ってみることにします。
昨日のR265ほどではないですが、落ち葉がたくさん落ちている山道を下ります。
19:00 たどり着いたのは静かなダム湖でした。 アプローチ道から予想したよりも、おどろおどろしい雰囲気ではありません。 人里離れたダム湖で一人キャンプですが、ぜいたくは言っていられません。
20分で東屋の近くにテントを張り、入浴&買い出しに行きます。
松山側に進みR33とぶつかって左折。 しばらくいくと右手に「とべ温泉 湯砥里館」があります。
しかし行ってみるとどうも雰囲気がおかしいです。 寂れている感じはないのですが、営業していません。
またツーリングマップルに騙されたのか?
R33に戻って温泉の看板を見たら「1日、20日定休日」と書いてありました。 ツーリングマップルを見返すと、こちらも書いてあります。 大変失礼しました。
入浴は諦めて、近くのほっかほっか亭で弁当を買い、ローソンで酒を買い出ししてテントに戻りました。
20:24 テントに戻りました。 しばらくすると、雨音がするようになりました。 温泉に入らなくて正解だったかもしれませんね。
ラジオを聴きながら、23時に就寝しました。
本日の走行距離 268.2km
Google Earth用KMZファイル(高森~銚子ダム) → 20120501.kmz
六日目に続きます。
禄太郎
高千穂峡~道の駅波野の道案内ができれば、ゆっくりだご汁&高菜飯を堪能して頂けたであろうに・・・。県道8号と並行して一本西側に広域農道がどーんと道の駅波野まで一直線に通っているんですよ。これが快走路なんですが、ナビって基本的に国道&県道優先ですもんね。人吉の広域農道を走っているとき、ナビはしつこく国道に戻そうとしてました。
ダブリン市民から禄太郎への返信
あー、なるほど。 ツーリングマップルで確認できました。
土地勘がないと、この道がベストというのは、地図を見ただけではわからないですね。
阿蘇周辺の県道は、「これって廃道なんじゃ...」と思うような箇所があって、安心できません。
波野はお蕎麦も美味しかったですね。 次回は必ず食べたいと思います。