13:12 羊蹄丸とお別れして、別子銅山へと向かいます。

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まずは昨年秋に行かなかった別子銅山記念館へ。 大山積神社の境内にあります。
道に迷うこともなく13:37に到着。 ブーツカバーを履いていたので、この石段に躓いて危うく顔から突っ込むところでした。

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行ってみて知ったのですが、「月曜日、祝日(日曜日と重なる場合は開館)、年末年始」が休みということでした。 もしも予定通りに明日(5/3 憲法記念日)来ていたら、見学できなかったですね。

入り口外で合羽の上着を脱いで、ウエスでズボンの水滴を拭って入りました。 入館料は無料でした。


館内は撮影禁止なので写真がありませんが、住友グループの成り立ちについてもよく分かる、大変興味深い展示でした。
屋根が緑化されているのは、銅山跡に植林して自然に返そうとした伊庭貞剛の精神を表しているのかもしれません。

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屋外には銅山で使われていた蒸気機関車などが展示されていました。

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準鉄道記念物に指定されている「別子1号機関車」だそうです。

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「かご電車」もありました。 14:18 出発します。

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続いて向かったのがマイントピア別子です。 前回の写真の使い回しではありません。 14:26 到着。
本当はここで温泉に入ろうかと思っていたのですが、ここまで予定よりも時間がかかっているので、諦めます。

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ここはかつて端出場だったところです。

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昼飯がまだだったので何か食べたいと思ったのですが、明日はうどんなのでここで食べるわけにはいきません。
前回来たときに美味しかった、太巻きといなり寿司のパックが半額になっていたので、購入して休憩所で食べました。

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次は東平地区の見学です。 14:50 出発します。

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14:57 マイントピアから県道47号をさらに上流へ行くと、案内板が出ています。
ここから山岳路になりますが、定期的にすれ違いポイントはあるものの、大半は離合不可能な道です。

前をおっそいプリウス(年配夫婦が乗っていた)が走っていて大変迷惑でした。 怖いんでしょうが、ゆっくり時間をかけて走れば、対向車と遭遇する確率が上がるだけなのに。 15:12 駐車場に到着しました。 標高は752mでした。

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銅製の昔の配置図です。

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貯蔵庫の上から見下ろしてみます。

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インクライン跡が階段になっています。

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一段降りて貯蔵庫前へ。 巨大な石棺のようですね。

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坑内から切り出された鉱石を端出場へ運搬するまで、一時的に保管する場所だったそうです。

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こちらは索道基地跡です。 索道というのはロープウェイのことですね。 ここから端出場まで東端索道が伸びていました。

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もう一段下がって、索道基地前に降りてみます。 上の方に、先ほど見下ろした展望台が見えます。

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その下は採掘集落の跡を復元しているところだそうです。

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雨に濡れて、苔むした具合がなかなか良いです。

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でもディープな廃墟マニアには物足りないかもしれませんね。 ちょっと観光化されすぎていますし、もっと生活感が感じられたらいいのに。

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かといって普通の観光客にもハマらないように思います。 駐車場の係員が別の観光客に、「見所はこれだけ?とよく聞かれる」と言ってました。
苦労して登ってきて、どれだけ凄いのか期待してくる観光客が多いのだと思います。 拍子抜けするんでしょうね。 「東洋のマチュピチュ」とか、ハードルを上げすぎなんだと思います。

15:32 出発します。 帰りは前走車もなく、一気に下りきりました。 雨ですし、左ブラインドコーナーが多いので、オーバースピードには注意です。


県道47号に戻ったのが15:44。 今夜は琴平に宿を取っているので、普通に考えればR11に戻って東に向かうことになります。
ですが、R11の渋滞に辟易していたので、このまま県道47号から6号を通っていこうと考えました。

しかしこの道がなかなかの山道で、走り始めてすぐに後悔しました。 大永山トンネル出口では標高987mになります。 雨もあいまって寒いです。

雨と寒さでシールドの視界が悪いです。 外側はフッ素加工としているのでまだいいのですが、内側が曇り始めてきました。 ずっと我慢してシールドを半開きにして走ってきました。
屋根があるところを探していたら、トンネルがあったので入口でバイクを停めました。 持ってきた曇り止めシートで拭くと効果はてきめんで、宿に着くまでずっと視界はクリアなままでした。


延々と続く山道を走っていると、いきなり胸のところがヒヤッとしました。 ついに合羽が浸水? ちゃんとファスナーの上のホックも止めていたはずなんですが。

体の前に回したウエストバッグに被せるように合羽を着ていたので、胸の前でたるみが出来ていつの間にか水が溜まっていたようです。 その堰き止め湖の水が、姿勢を変えた拍子に合羽の内側に溢れたのでしょう。

16:42 法皇トンネルを抜けると霧というか雲の中で真っ白。 風も強くて怖かったですが、松山道付近まで降りてきたら大丈夫でした。

16:50 R11に復帰。 かなり頑張って走りましたが、1時間あればR11でもここまで来れたでしょう。 セルフで給油します。
17:24 観音寺市に入ったところで、琴平方面という標識に導かれて県道241号へ。 豊浜市街を避けてR377に合流できました。

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有人のチェックインが18時までということだったので急いでいたのですが、結局18:05になってしまいました。
それでもまだ受付が開いていたので、無事にチェックインできました。 エレベーターの中には要副知事のポスターが。

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部屋に入って、何はともあれまずシャワーを浴びます。 さっぱりしてベッドに倒れ込みます。 あー、乾いた布団って最高!!

今日は一日中雨だったので、ウエストバッグの中も浸水しています。 財布やカードケースはブルゾンのポケットに入れてましたが、やっぱり湿気ています。
デジカメは合羽の内側で首からさげていましたが、やっぱり少し濡れています。大丈夫かな?
とりあえずエアコンを掛けて、少しでも乾かすことにしました。

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サンウェルコトヒラというところですが、普通のビジホとは違いマンションのようになっています。
キッチンもありますが、ガスレンジは使えませんでした。 ストーブがあるから困りませんけどね。


汚れた衣類を持って1Fのコインランドリーに行くと、バイク乗りの方に声を掛けられました。
駐輪場にあった足立ナンバーのドゥカティの人のようです。

前日は琵琶湖でキャンプして、今日は「ほっとステイ満濃」に行くつもりが、雨が酷いのでこちらに泊まることにしたそうです。
明日は佐田岬でキャンプして、その後も岬めぐりをして、4日のフェリーで徳島から東京へ戻ると言ってました。

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話している間に洗濯が終わったので、乾燥機(15分100円)を回している間に琴平駅の方まで行ってみました。
晩飯が食べられそうな店を探したのですが、あまり良さ気な店がありません。

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クラッシックな造りで、昔の下関駅を思い出しました。

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自動改札じゃない改札も、久しぶりに見たような気がします。

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ホテルに戻ると乾燥機は停まっていましたが、まだイマイチ湿気ていたので、もう100円分回して逆方向に見えたスーパーの方へ行ってみました。
途中で銭湯のような「かまぶろ温泉」を発見。 知ってたらタオルと着替えを持ってきたのに。

ほっかほっか亭があったので、2日連続になりますが弁当を購入。 その後スーパーに行きましたが、惣菜などはほとんど売り切れでした。 ビールを買ってホテルに戻りました。

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友人Hからメールが来ていました。 彼は家庭の事情で今年のGWはツーリングに出られなかったのですが、金曜日から行きたいと書いてありました。
ただこちらは岡山から自宅まではあと1泊。 もっとも東寄りでも浜松になるので、Hとジョインするのは難しそうです。

明日うどん屋めぐりをエスコートしてくださるLTyamaさんからもメールが来ていました。
善通寺駅に朝8時集合だそうです。 楽しみです。


本日の走行距離 206.9km
Google Earth用KMZファイル(銚子ダム~琴平) → 20120502.kmz

七日目に続きます。