電力、波乱の再値上げ 北海道電は1日遅れで申請 :日本経済新聞
北海道電が申請した電気料金の引き上げ幅は家庭向けで17.03%、企業向けが22.61%。東日本大震災後に電力7社が値上げを実施したが、再値上げは初めて。申請幅は震災以降で最大となる大型値上げだ。
「収支均衡まで何とか持っていきたい」。31日夕、札幌市で会見した川合克彦北海道電社長はやや疲れた口調だった。(中略)
3期連続で最終赤字に陥った北海道電は10月以降に計350億円の社債償還を控える。500億円の資本支援を表明していた日本政策投資銀行は払込期日である7月31日までに再値上げのメドを立てるよう求めていた。
「このままでは資金調達が困難になる」。川合社長の嘆きに経産省も7月中の申請を容認する考えに転じ、1日遅れで申請が実現した。二転三転した騒動は、図らずも電力経営とエネルギー行政の袋小路を映している。
以前にも記事にしましたが、そのくらい値上げしないダメでしょうね。
というか、早く原子力を手放さない限り(電力会社から切り離して国が直轄)、値上げしてもダメだと思いますが。
それにしても、先日の戦略的撤退論でもありましたが、人口が減り民間経済・自治体の財務体質も立ちゆかなくなって、地域のコミュニティも崩壊して、餓死者や凍死者が出るのって、おそらく北海道で最初に兆候が出るような気がします。 自治体の破綻も夕張が最初でしたしね。
観光や一次産業で食べていけるところはいいですが、それ以外のところは相当厳しいでしょう。