ES9018K2M搭載のDACボードを試す

八月連休のオートキャンプですが、諸般の事情によりキャンセルしました。
13日は関東周辺の山岳部では豪雨だったようで、キャンセルしてよかったのかなと思います。

ヒマになるとAmazonをブラブラして、つい余計な買い物をしてしまう訳ですが、こんなものを見つけました。

ES9023ではなくES9018K2M搭載のDACドーターボードも国内で入手できるようになったんですね。
お値段もお手頃ということで買ってみました。

20180814_154403.jpg

海外からの発送かと思ったら、頼んだ翌日には届きました。
OpenVPN用に使っていたRPi3が、ルーター(PR-500KI)のVPNを使うようになって余っていたので、それに載せてみます。

20180815_111827.jpg

とりあえずケース無しで音出ししてみます。 RCA端子が少しグラグラするので慎重にケーブルを接続します。

DAC IIハイファイサウンドカード383kHz / 32ビットDSD / APE / FLAC / WAV音楽プレーヤーオーディオ拡張ボードES9018K2M Raspberry Pi 3B + / 3B / 2B用 セール - バングッド

注意:
VOLUMIOとRaspbianのみをサポートしています。最後にカスタマイズしたボリュームバージョンを使用する必要があります。
カスタマイズされたVolumioによるロスレスミュージックの演奏方法は?
Please download the last customized volumio from ここに
私たちが提供したimgファイルをダウンロードし、micro sdカードに解凍して焼きます。
カードをRaspberry Piに挿入し、Raspberry piをネットワークに接続します。
Webページでサウンドカードを管理します。
設定:
I2S DACを "On"に設定します。
出力デバイスとして「Aoide DAC II」を選択します。
DAC Modleとして "Aoide DAC II"を選択してください。
保存して再起動します。
公式のRaspbianシステムにDAC IIベースを設定するには?
githubにシェルスクリプトをコミットします。インストールを終了するには、次のシェルコマンドを実行するだけです。
コンソールに入り、次のコマンドを実行します。
#システムにドライブを追加する
curl -L --output ./dac_install.sh https://github.com/howardqiao/aoide-dac-drivers/raw/master/dac_install.sh
sudo chmod + x ./dac_install.sh
sudo ./dac_install.sh
リブート

自分はU-GEEKからVolumio2.411-2018-06-29-pi-ir.img.gzをダウンロードして、8GBのmicroSDXCカードに焼きました。 sshファイルは最初から書き込んでありました。

aoide_dac2_01.jpg

Volumio2を新規インストールしたのは久しぶりですが、初回起動時はウィザードが走るのですね。
I2S DACのリストにはちゃんと「Aoide DAC Ⅱ」というのが登録されていました。

root@volumio-3f:~# aplay -l
**** List of PLAYBACK Hardware Devices ****
card 0: ALSA [bcm2835 ALSA], device 0: bcm2835 ALSA [bcm2835 ALSA]
  Subdevices: 7/7
  Subdevice #0: subdevice #0
  Subdevice #1: subdevice #1
  Subdevice #2: subdevice #2
  Subdevice #3: subdevice #3
  Subdevice #4: subdevice #4
  Subdevice #5: subdevice #5
  Subdevice #6: subdevice #6
card 0: ALSA [bcm2835 ALSA], device 1: bcm2835 ALSA [bcm2835 IEC958/HDMI]
  Subdevices: 1/1
  Subdevice #0: subdevice #0
card 1: II [Aoide DAC II], device 0: Aoide DAC II (SLAVE) sabre9018k2m-dai-0 []
  Subdevices: 1/1
  Subdevice #0: subdevice #0

メインオーディオに繋いで、ブラウザから再生するとあっけなく音が出ました。
メインオーディオで音を出したのはずいぶん久しぶりなので、音質云々をいうことはできませんが、色付けのないESS系の音だなという印象です。

ES9018 DACと比べると、一音いち音が団子になっていてモゴモゴしているような気がします。 まあ投入された物量とコストの差を考えれば文句は言えませんね。

TeraDak ES9023 DACと比べてどうかですが、実はES9023はあまり聴き込んでないので、正直なところよくわかりません。
ただES9023でイマイチ釈然としなかったDAC Modelの設定が、ちゃんと本来のDAC名で設定できるという点で、「Aoide DAC Ⅱ」に軍配を上げたいと思います。
Raspberry Pi 3用にDACを探しているなら、十分にオススメできると思います。