昨日、新しいヘルメットを被って初めて通勤したら、帰りに雷雨に遭いました...
それはさておき、走行中に左ミラーがグラグラするのに気が付きました。 またブラケットが折れたんだな、と思って触ってみると、ブラケットは無事。
ということは... ハンドルのステーの方が折れたようです。
Wave125iでここが割れたのは4年ぶり、2回目です。 Wave110iの方も2012年に交換済みですが、それ以降は割れていません。
Wave110iのときはバイクショップに補強の溶接をお願いしましたが、125iでは自分で溶接肉盛りしたのでその違いかもしれません。
また折れることもあるだろうと、肉盛り済みハンドルバーの予備はあと1本あります。
しかし交換したところでまた4年後には折れる可能性があり、再発防止の対策が必要です。
スペアのハンドルバー。 素人肉盛りなので凹みがあります。 疲労破壊のクラックはこういうところが起点になります。
じゃあクラックが入るところをエポキシパテで包み込むというのはどうでしょう?
日本製のエポキシパテは、2種類の粘土状のパテを練るものが多いのですが、練っている最中からけっこう硬いんですよね。 穴埋めにはいいかもですが、肉盛りでは無機物への接着力が低いように思います。 プラスチック相手ならある程度溶剤で溶けるんでしょうが。
この製品は液状のものを混合するので、対象物への接着力はある程度見込めそうです。 ただこれだけで再発が防げるとは思えないですね。
グラスファイバーのテープを巻いてエポキシ樹脂で塗り固めるという手もあるな、とさらに調査しているとこんなものを発見しました。
水に濡らして巻くだけで硬化するというグラスファイバーテープ。 本当なら確かに「全米が震撼」しそうです。
エポキシパテを盛った上からこのテープでぐるぐる巻きにしたらどうでしょうか?
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Fiberfixを破損箇所を中心にして巻きはじめてください。Fiberfixには接着面(ロール内側)と非接着面(ロール外側)がございます。補修、補強対象物にロールの内側接着面を巻きつけてください。巻きつける際にテープのたるみが無いように網目の隙間より溶けた粘着剤がにじみ出るぐらい、伸ばすように強く引っ張りながら巻きつけてください。破損箇所周辺の強度を高めるため、両サイド5cm~10cm程は余分に巻きつけてください。巻きつける際は段差が少なくなるように均等に巻きながら破損箇所中心は最低5周から6周になるように巻きつけてください。Fiberfixを巻き終えたら、水を含んだグローブで全体を絞るようになじませてください。
ふーむ。 手早くやるのは大変そうだけど、求めているものに一番近そうです。
今日の昼までに届けてくれたので、午後から作業に入れます。
まずがパテ盛りから。 紙の上に2液を同じくらいの長さで出します。
厚紙でヘラを作ってよく混ぜます。
表面を滑らかに盛るのは難しいですが、生乾きになったら修正できるので、この程度で大丈夫。
パテ盛りして2時間置いてからハンドルバーの交換に入りましたが、その段階でもけっこう軟らかかったです。 本当は6時間くらい置いた方がいいのかな?
せっかくハンドル廻りをバラすので、点かなくなった右ウインカーインジケーターのLED球を交換します。
交換したのはフィリップスのLED電球。 明るさは十分。 両側交換します。
折れたミラーステー。 折れ方は過去2回と同じです。 4年もってくれただけでも良しとしましょう。
合わせるとこうなります。 写っているところの中央に凹みがあるのがわかる。
FiberFixの内容物。 ゴム手袋と被覆用テープも3組入ってます。
さて、本題のFiberFixの巻きつけですが、写真を撮っている余裕はありませんでした。
巻いてあるFiberFixを解いて水に漬ける(というか蛇口の水にさらす)のですが、表裏がある(巻いてある内側が接着面)ので間違えないようにすること。
FiberFix自体はバドミントンのラケットのグリップに巻いていたテープをさらにギトギトの接着剤まみれにした感じに似ています。 接着剤は非常に協力なので、汚れた手袋であちこち触らないように(非常に落ちにくい)。 2液性のエポキシパテはなくてもよかったかも。
ミラーの取り付け面に被らないように、大きめの平ワッシャーを噛ませた状態で巻きつけました。
FiberFixの上から巻くテープは単なるビニールの帯なので接着力はありません。 最後はビニールテープで留めましょう。
梅雨が空けて非常に暑いなかでしたが、なんとか作業が完了してよかったです。
これで8年くらいもってくれるといいんですが。