ブレーキフルードの交換とスクリーンの高さ変更

先週の北陸ツーリングで、FRブレーキの感触が悪いと感じていた。
具体的には「レバーを握った奥でもう1段ストロークがある」ような感じだ。

段付きになっているとかスポンジー(ソフトブレーキ)という訳ではないのだが、なんだか信用できない感触なのだ。
思えば購入して11年。 ブレーキフルード(BF)を交換したのは1度だけ、2015年くらいだっただろうか?
マスターシリンダ(45530-KVY-911)やキャリパーのシール(06451-961-405)、ピストン(45218-KWB-601)などは買ってある。
BF交換ついでにオーバーホールしてしまおうか?

なんてことを友人H(元メカニック)に相談したら、

ブレーキレバーのブッシュにガタが有ったり給油状態が良くなくても、実はあまり影響ない。 問題はマスターシリンダーの中のピストンの動きが渋くなっていることで、これはブーツを めくってCRC5-56を吹けば一発で直ります。

と言われた。 これまでの長いバイク歴のなかで、自分のバイクでマスターシリンダーやシールを交換したことはないらしい。
でも「ブレーキフルードは2年に1度くらいは換えた方が良いです。古くなって結晶化が始まると、O/Hが必要になってしまうから。」とのこと。
減ってもないシールを交換するより、マメにメンテしろということね。

BFはいろいろ出ているけど、今回はホンダ純正を買おう。

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前は 2輪/ 4輪共通の青い缶だったと思うのだけど、今は 2輪用というのが出ているらしい。
実際は楽天で買ったので、送料無料にするためにエンジンオイル(G1)も購入した。

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ついでにコレも購入した。 でも使い方がよく分からないんだよね。

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まずはブレーキレバーを外して掃除。 注油はしていたけど、外して掃除したことはなかった。

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友人Hが言っていたのは、この「ラバーカップの中に5-56を吹き込め」ということらしい。
レバーが当たるところにチェーングリスを吹いたりしてはいたのだが、それもよくなかったようだ。
揮発しづらいだろうと思ってチェーングリスにしたのだが、やはりいつかは油分が飛んでタール状のものが残ってしまう。

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今回は 5-56を吹き込んだが、専用のラバーグリースというものがあるらしい。
ラバーカップにスプレーで注油するときは、中で反転して吹き返して顔に掛かることがある。 目を守るために眼鏡をしておいた方がいい。

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つぎに BFを交換しようとしてマスターシリンダのカップのフタを取ろうとしたら、お約束のネジなめ事案が発生。 ヤバそうだったからインパクト使ったんだけどな。

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いろいろな対処方法があるのだが、今回はガッチャテクニカルサービスの『マスターシリンダーのねじを取る裏技』を参考にした。

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無事に取れた。 よかった...

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BFが 8年モノのウイスキーみたいな色になっている。

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カップの中の余分な BFをティッシュペーパーで吸い取る。
ついでにエンジンオイル交換(とチェーン給脂)をやっているので、BFはオイル廃棄箱に捨てる。

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カップの中は特に析出物もなく綺麗だ。
今はレバーを外してあるから不用意に握れないけど、ここでレバーを握るとエアを噛むので要注意。

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新しい BFを半分くらい入れる。

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キャリパーのブリーダーにエア抜キポンプのチューブをつないで、ブリーダーを緩めると重力で古い BFが押し出されて来る。
ブレーキレバーをセットして何度か握っては新しい BFを足すことを繰り返す。
出てくる BFが透明になってきたらブリーダーを締めて、新しいBFを足して(入れすぎ注意!)ダイヤフラムと一緒にフタを閉める。

ブレーキパッドが減っているかも?と思って確認したが、まだ余裕で溝があった。
ピストンを押し出して、シリコングリスを吹いて戻すことを 3回繰り返す。

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とりあえずねじ1本だけでフタを仮固定したが、なめてしまったねじの代わりを買いに行かなくてはならない。
サイズは M4で長さ 12mmだ。

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昼時だったので、マックに寄ってガーリックシュリンプバーガーを食べる。 エビバーガーのチリソース味だな。 美味しいけどコレがハワイかと問われると違う気がするが。

今回も Wave125iで行ったが、エンジンはすっかり元気になった。 まだ突然死の恐怖は残っているので遠出する勇気はないのだが、そろそろ通勤に使ってみてもいいかもしれない。
距離を伸ばしていかないと、「パーフェクトクリーン DX」の効果が出ないからね。
ちなみにホームセンターでは「パーフェクトクリーン DX」は 1,700円くらいで売られていた。 Prime会員で送料無料なら Amazonの方が安い。

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ホームセンターでステンレスの M4x12mmのねじセットを購入。 ナットとかは要らなかったんだけど、セットの奴しかなかった。

これでBF交換の方は完了だ。 全ての作業が終わってから近所を少し回ってきたが、ブレーキタッチがかなり良くなった。 友人Hが言っていたのは本当だった。
エア噛みもなかったみたいで、信頼してブレーキが掛けられる。 これは 125i(まだ一度もBF交換していない)の方もやるべきでは?

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ついでにウインカーを AUXITOに交換する。
ポジションランプは PIAAの 60lm(白)に。

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AUXITOは極性がないから本当にいいね。 明るさも十分なので、あとは寿命さえ長ければ言うことはない。

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RRのウインカーも交換。

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Wave125iの RRウインカーも交換して、これで 2台ともウインカーは AUXITOになった。

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さらについでに Wave110iのスクリーンの取り付け位置を下げることにする。
スクリーンとカウルの間に 20~25mmくらい隙間があるのが気になっていたのだ。
スクリーンの位置が高ければ、振動によってブラケットに掛かる応力も高くなる。

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現在は左の長さ 60mmのカラーでかさ上げしているのだが、AD-10SP付属の25mmのカラーに交換したい。
だがそうすると35mmも下がることになるので、スクリーン下端とカウルが干渉してしまう。

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そこでホームセンターで買ってきたワッシャーを挟んでベストな高さにしようという訳だ。

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まずは長さ50mmのボルトに合わせてワッシャーを 6枚入れてみた。

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だがこれではカウルとスクリーンの金具が干渉してしまう。

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ワッシャーを12枚に増やして、Wave125iから横取りした長さ 70mmのボルトで強引に成立させた。

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反対側も同様だ。 スクリーンとカウルの隙間はまだ 10mm以上あるので、適切な長さ(60mm or 65mm)のボルトさえあればまだ下げられる。

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Wave125iの方はもう少し長いボルトが欲しいと思っていたので、75mmのボルトを使うことにした。
さらに eTrexの取り付け方法を U字金具からミラーベースマウントに変更した。 これでスッキリしたね。