14:00 川内町まで戻って県道46号線へ左折。 R338の不通区間を迂回する。
途中で路面が濡れていたのだが、通り雨でも降ったのだろうか?
14:10 ふれあい温泉川内か。 ここで入っていくか10秒くらい迷ったが、先を急ぐことにする。
ここにはむつ市営川内キャンプ場もあるが、現在はデイキャンプのみの利用らしい。
大間崎へ急ぐなら県道46号線をそのまま走っていくのだが、自分の目的は海岸線の近くを走ること。
14:13 県道253号線へ左折する。 よくまあこんな山の中に道を通したものだ。
14:19 現れた川内ダム。 「本州最北端のダム」らしい。
こんなところにキャンプ場が? と思ったが、野平高原キャンプ場は休業中らしい。 ツキノワグマじゃなくて設備不良だとか。
今回のツーリングでよく見かけたのが、スノーシェッドの上に付いているこのヒレみたいな奴。
雪庇ができないようにかな?
14:23 佐井村に入る。 今回のツーリングタイトルにもなっているように、ここに来ることが最大の目的であり青森県最後の未踏自治体だった。
この辺りは牧場になっているようだ。
食後の休憩かな? 黒牛が3頭。 立派な角だね。
14:26 あそこが R338との合流地点だろう。
交差点からさほど進まない地点で通行止めになっているようだ。
次に下北半島に来るときは、今回走れなかった R338の不通区間が目的になるだろう。
14:39 仏ヶ浦駐車場の案内板が見えたので左折する。 わざわざこの辺りを走っているクルマの大半は仏ヶ浦の観光に来ていると言っても過言ではないだろう。
自分はといえば仏ヶ浦には特に興味もないのだが、時間的にも余裕があるし話のタネに行ってみるか、という程度だった。
14:42 イヤな予感はビンビンにしているのだが、行かないという選択肢はないんだろうな。
はじめの方は緩い下り坂。 魹ヶ崎への山道を思えば全然楽勝。
14:47 東屋があらわれた。 バイクのジャケットを脱いで手に持つ。
ここからが本番だった。
遊歩道は緩い段々になり...
すぐに急勾配の階段になった。
つづら折りの木道は
延々と下っていく。
すれ違う人は息あらく無言で上っていく。
...もう帰っていいですか?
それにしてもこの岩肌はまるでモルタルを吹き付けてあるかのようだね。 落石を防止するために施工してあるのかな?
14:52 などと考えているうちに海岸に到着。
ここが仏ヶ浦かぁ。
みんな同じ岩肌ということは、モルタルじゃなくて自然の岩肌なんだね。
海底火山の火山灰が固まって岩となったものが侵食を受けてこのような形になったのだとか。
国の天然記念物に指定されているらしいが、確かに他では見られない地形、光景だね。
脇野沢港や佐井港から遊覧船が出ていたらしく、船着き場が整備されていた。
確かに海から見た方が全体が見えていいのかもしれない。
何より今の自分のように「帰り道のことで頭がいっぱい」ということにはならないだろう。
これだけ石灰質の断崖があるなら、鍾乳洞とかもありそうだけどね。
14:58 さあ、覚悟を決めて帰ろうか。
15:11 駐車場に戻る。 高低差 120mは半端なく、心臓がドカドカいってて周りの音が聞こえないくらいだ。
これは魹ヶ崎よりも長崎県の国崎公園を思い出すな。 いやー、日頃の運動不足を痛感する。
15:13 Tシャツのままバイクに跨り出発する。 まずは身体を冷やさないと。
15:38 だいぶ落ち着いた頃、前方に巨大な岩が現れた。
手前の巨岩が男願掛岩というらしい。 近づくとその大きさに圧倒される。
男願掛岩を回り込むとキャンプをしている人を発見。 炊事場っぽいのもあるし、ここはキャンプ場なのか?
道路の向かいにはトイレもある。 佐井村がんかけ公園というところで、本当にキャンプもできるらしい。
男願掛岩の裏側にあるのが女願掛岩。 ここの「願掛け」というのは男女の縁結びなんだとか。
とりあえず間に合っているのでスルーする。
15:44 前のクルマについて走っていたら、佐井村の中まで入ってしまった。 手前で県道46号線へ左折すれば海岸線沿いのバイパス路を通れる。
ここにはスーパーはないので、がんかけ公園でキャンプするなら大間か川内町のマエダストアで買い出しする必要があるだろう。
後編へ続く