大垣ツーリング(初日)

2014年 7月26日(土)

エンジンのO/H6月の三連休が潰れて以降、週末ごとに雨が降ったりしてキャンプに行けていなかった。 7月前半の三連休も台風一過で良い天気だったのだが、直後にマレーシア出張があったので自重した。

7月後半にも毎年恒例の三連休があるのだが、前後が栃木出張で埋まっている。 だが梅雨も明けたし、なんとしてもキャンプに行くことに決めていた。

毎年、この三連休は友人Hと一緒にツーリングに行っている。 一昨年は松島・蔵王へ、昨年は舞鶴へ行った。
5月連休明けからどこへ行くか検討してきたがなかなか決定打がなく、決まったのは出発の前日(25日)だった。 目的地は岐阜県大垣市だ。

大垣市までは距離にして約400km。 出張から帰ってきてキャンプの準備をしなければならないので、昨年のような夜出発は難しい。 というか疲れが溜まっているので、朝もそんなに早くは起きられそうにない。
インターナビでプランニングすると、6時に出発すれば16時くらいに着けるらしい。 もっともこれには休憩時間は含まれていない。

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インターナビの推奨ルートは東海道ではなく中山道だった。 台風8号による被害(交通規制)が心配だったが、クラウドなのでそれは考慮されている(?)だろう。
5時に起きるつもりが二度寝して5時半になったこともあり、出発は06:25だった。 八高線と並走しながら、県道30号線を北上していく。

07:03 小川町でR254へ入る。 寄居を通過した頃から交通量が増え始める。 朝だというのに日差しが強く、それだけで消耗する。

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世界遺産認定で沸く富岡を抜けて、下仁田を過ぎるとようやく緑が多くなりホッとする。
秩父から上野村に抜けて下仁田へ出るのと、どちらが早いんだろうか?

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内山峠を超えて佐久へ。 トンネルの中が涼しくて気持ちいい。
09:21 エッソのセルフを見つけて給油。 熱中症の防止のために冷水を一杯もらって飲みながら、友人Hにメールを打つ。 佐久からはR142との重複区間になる。

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110ccへの排気量ダウンを実感するのが上り坂。パワーバンドが狭くなっているので、高回転をキープしないと登らない。 基本的に登坂車線を走る。

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09:54 R254と分かれて、R142を岡谷方面に南下していく。 このルートはあまり通った記憶がない。 有料だからか?

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10:20 新和田トンネル料金所を通過。 ここは原付でもOK(50円)。 軽二輪だと500円。

湖北トンネルを出たらすぐ右折(ここからR20)しなければならないのだが、トンネルの中ではナビが無反応になるので行き過ぎてしまった。 慌ててルートに戻る。

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10:38 岡谷I.C.前を通過して塩尻峠へ。 と思いきや、インターナビは「やまびこ公園入口から県道254号線へ左折せよ」という。
言いつけ通りに254号に入ったのだが、何だかよく分からないところに出てしまった。 おまけに道路工事で迂回ルートを通らされて、リルートがかかりっぱなしになる。

しばらくしてようやく「R153に出て右折しろ」と指示が出る。 そのまま走っていくと塩尻市街へ。 どう考えても遠回りなのだが、R20が渋滞していたのだろうか?(確かにツーリングマップルには「渋滞」ポイントと書いてあるが) インターナビはときどき不思議なルートを通る。
11:09 中山道一里塚交差点から R19に入る。

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R19の「是より南 木曽路」の碑。 反対車線側にあるので、今まで気が付かなかった。

この区間は相変わらず白バイが多い。 流れに乗って目立たないように走る。

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11:43 出発して5時間。 給油以外は休憩なしで走ってきたが、そろそろケツが痛くなってきた。
7-11があったので、おにぎりとアイスコーヒーで休憩にする。 駐車場にロードレーサー(自転車)がたくさん置いてあった。 店内には外人さんが多数。 レースではなさそうだけど、何のツアー?

友人Hからメールの返事がない。 まだ読んでないのかな? 「これより木曽路」とメールする。

再び走りだすと渋滞? 鳥居トンネルの天井板撤去工事で交互通行になっていた。 幸い、ほとんど待たずに通過できた。

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せっかく岐阜まで来たのだから、御嶽山を拝んでいくことにする。 12:27 木曽大橋交差点で、R361に右折する。 そのまま4.5kmほど進むと旧道への分岐点がある。 前回(2011年)はそのまま現道を進んだので、今回は旧道を行ってみる。

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手前からのぼりが立っていたのだが、「二本木の湯」という立ち寄り湯が出来ていた。 出来たのは最近(2010年)らしい。 時間があれば寄りたかったが先を急ぐ。

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地蔵峠へはこんな感じ山深い道が続く。 正直、現道の方が走って爽快で楽しいと思う。

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12:40 地蔵峠に到着。 標高1,335m

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「これより開田高原」の石碑。

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ここまでのアプローチと同じく眺望はよくない。 写真ではよくわからないが、かすかに白山が見えた。
峠から少し下ったところに展望台があり、御嶽山を拝むことができる。 12:54 R361に復帰。

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ただ御嶽山を眺望するなら九蔵峠がベストだと思う。 13:11 到着。 残念ながら、今回は雲に隠れてしまっている。

ここに来るまで新型郵政カブ(110cc)に追いつかれないように飛ばしてきたのだが、向こうもかなり飛ばしていた。 郵便屋さんは肩までシャツを腕まくりして汗だくだったけど、こんな綺麗なところでも毎日走っていたら飽きるのだろうか?

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ここから先はひたすら大垣を目指すのみ。 13:30 野麦峠への分岐点を過ぎて、いくつかの小さいダムを巡る。 

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とはいえハラが減ってきた。 せっかく飛騨まで来たのだから、飛騨牛が食べたい。 13:53 道の駅ひだ朝日村があったので入ってみる。

飛騨牛の朴葉焼きが食べたくてレストランに入ってみたのだが、いくら待っても注文を取りに来ない。 他の客を見ると、同じくまだ注文も出来ていないようだったので、諦めて店を出た。 同じ道の駅でも「道の駅 ななもり清見」とはえらい違いだ。

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14:10 R41に入って高山本線と共に南下していく。

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14:16 途中で「」という駅を発見。 こんな山の中で珍しい駅名だ。

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疲労と空腹でだんだんと集中力がなくなってきた。 道路沿いに素掘りのトンネルを発見。

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出来たのは比較的最近(90年くらい前)らしい。

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気合を入れなおして再び走りだすと、中山七里という渓谷があった。
だがスノーシェッドがあったので写真を撮ることが出来なかった。 少し過ぎたところで路肩に停車し、歩いて戻ってみる。

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向こう岸に何があるのか知らないが、この橋は私道で通行止めらしい。 橋の上から渓谷を観てみたかったが、さすがにフェンスを乗り越えようとは思わない。

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こんな具合に白い岩肌が続く。

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流れが急なところもある。

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高山本線に乗って眺めるのがベストかもしれない。

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15:03 R257が合流したところにある7-11で遅すぎる昼食。 下呂温泉にも入ってみたかったが、日没までにキャンプ場に着きたいので断念する。

Hからのメールは来ていない。 本当にこちらに向かっているのだろうかと心配になる。 前日が飲み会だという話だったので、おそらく出るのが遅れたのではないかと思うけど。
「下呂に来ました。暑いです。H君も走っているのかな?今朝から返事がないけど?」
とメールを打っておく

16:00 このまま美濃加茂市までR41を下りていくのかと思っていたら、井尻交差点で県道58号線に右折しろという。 この道も飛騨街道らしい。


インターナビの到着予想時刻は18時を超えている。 キャンプ場の受付時間は17時までだ。 友人Hが先に到着しているのならよいのだが、返事がないところをみると遅れているのだろう。

とりあえず受付の締切までに、遅れるという一報だけでも入れておいた方がいいだろう。
16:34 ファミマが見えたので駐車場に入り、キャンプ場に電話を入れてみるが誰も出ない。
仕方がないので市役所の担当課に電話すると、当番らしき女性が出てきた。 「昨日、友人がFAXを送ったが予約できているか確認したい」と言ったら、別の部署に転送された。 出てきた別の女性にまた同じことを説明すると、管理人の携帯電話番号を教えてくれた。 でも掛けても出ない...

Hがこちらに向かっているのかも分からないし、本当に予約が出来ているのかも不明だ。
とはいえここまで来たら行ってみるしか選択肢はない。 もし今夜Hが来なかったとしても、自分としてはやるだけのことはやったので、あとは自由行動にすればいいんだし。


16:48 東海環状自動車道の富加関I.C.を掠めて県道343号線に入る。 そのまま県道94号線へ。 関市街をうまく避けた、この辺りのインターナビのルート設定は見事だった。

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17:25 鵜飼い大橋を渡って、長良川南岸の県道287号線へ。 浴衣を着た女の子が歩いていることに気がついたときにはもう遅かった。 この日は長良川花火大会だったのだ。
市内は交通規制が敷かれており、それを迂回するとリルートが掛かりナビが思考停止になる。 さすがのインターナビも、こういうイベントまでは考慮してくれないようだ。

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17:46 なんとか岐阜市街を抜けて、県道53号線に乗る。 夕日を追いかけて西へ走る。 このまままっすぐ池田町まで行けるようだ。

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18:14 大垣市野外活動センターに到着。 管理人も含めて誰もいない。

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真ん中にあるのが管理棟とトイレ。 左の方にあるのが炊事場だ。

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トイレは常設(ポットン)と仮設。 夜は電気が点いたが虫が多かった。 セミはいきなり動き出すからビビるね。

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管理棟はカギが掛かっていて入れない。 中には自販機が置いてあった。 自販機の裏側が事務室のようだ。

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管理棟の横には3本の掲揚台。 キャンプファイヤーをした跡がある。 

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その向こうにテーブルが3つ。 グラウンドは土だ。

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テーブルの近くに水飲み場が一箇所ある。

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炊事場の周りが濡れている。 デイキャンプでもしたのだろうか?
炊事場付近は薄っすらと芝が生えているが、整列用の白線が引いてある。 ボーイスカウト?

しばし考えた結果、道路から一番離れたところにあるテーブルのそばにテントを張ることにした。 炊事場からは少し遠いが、トイレとは等距離になる。

18:20 設営している間にHからメールが来ていた。 「出発が遅かったので未だ名古屋の手前です」とのこと。 良かった。 こっちに向かっているようだ。

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18:41 設営後、「道の駅 池田温泉」の新館に風呂に行く。 500円と低価格だが、ちゃんとした温泉だ。 備え付けのボディシャンプーもあるし、打たせ湯もある。 大変気に入った。

入浴後、マックスバリュ垂井店まで買い出しに行ったのだが、池田温泉からだとイオンタウン岐阜池田店の方が近かったようだ。
19:45 Hから「あと30キロくらい」とメールが来た。 酒と食料を二人分購入してキャンプ場へ戻る。

20:01 キャンプ場に戻る。 今夜はとても蒸し暑い。 風が全くなくて、息苦しいほどだ。
とりあえずビールを飲みながら待っていると、南の方から聞き慣れたエンジン音が近づいてきた。
20:45 CBX250Sに乗って友人H到着。

残念ながら池田温泉は営業が終わってしまったが、ともかくご苦労さん。 設営を待って宴会だ。


本日の走行距離 449km
Google Earth用KMZファイル(自宅~大垣市) → 20140726.kmz