2018年11月 3日(土)
秋の長雨もようやく終わり、好天が続くようになってきた。
11月に入ってキャンプシーズンもあと1ヶ月ほど。 今週末もキャンプに行く予定だ。
水曜日くらいまでは土日とも晴れマークが付いていたのだが、金曜日くらいから天気予報が怪しくなってきた。
土曜日は関東南部で雲が多くなり、ところにより弱い雨が降るらしい。 例によってまた「弱い気圧の谷」の仕業のようだ。
出るかでないかわからない「おばけ」のような雨に怖気づいても仕方ないので、キャンプには行くことにした。
今週末は西伊豆でキャンプをする計画だった。 実は伊豆半島ではまだ一度もキャンプをしたことがない(足柄や箱根ならある)。 伊豆にもキャンプ場はたくさんあるのだが、観光地ということもあり価格の高いオートキャンプ場が多いのだ。
それでもバイクに優しいキャンプ場はいくつかあり、その一つが土肥のさざ波キャンプ場だ。
西伊豆へ行くことにした理由は他にもあって、清水港と土肥港を結ぶ駿河湾フェリーを運航しているエスパルスドリームフェリーが来年3月末で撤退するというニュースを読んだからだ。
9月になって静岡県知事が当面の間の運航継続表明をしたものの、フェリー事業を取り巻く環境は厳しくいつ正式に休止しても不思議ではない。 早いうちに一度は乗っておきたいと考えたのだ。
駿河湾フェリーの時刻表を見ると、清水港発は以下のようになっていた。
第1便 07:55
第2便 10:45
第3便 13:35
第4便 16:20
自宅から清水港まで5時間程度は掛かるので、1便と2便は無理。 この時期、4便だと土肥到着時(17:30)には既に真っ暗ということで、3便に乗るしかない。
という訳で前夜には支度を済ませて、6時起きで犬の散歩も行き、7:42に出発したのだった。
ナビに任せて最速ルートでも構わないのだが、道志みちは通行止めだし久しぶりに檜原村から甲武トンネル経由で行くことにした。
クルマも自転車も多く、流れに乗って淡々と走る。
09:00 都道33号線と206号線の分岐を過ぎたところで、後ろから八王子ナンバーの2代目ステップワゴンスパーダ24Tが迫ってきたので、道を譲って先行させる。
自分の前には世田谷ナンバーのレクサスRXが走っていたのだが、ステップワゴンがさかんに煽りまくっていた。 上野原市街へ下っていく道は改良されて直線的になっているのだが、対向車すれすれで追い越しを掛けていたり(イエローラインはない)していた。 ああいうキチガイには関わり合いたくないな。
09:21 上野原でR20に入る。
09:51 大月でR139に左折する。 R20大月バイパスの工事はまだ終わってないようだ。
09:57 大月から富士吉田へ行くときは、リニア見学センターのところから中央道の側道を走ることが多いのだが、道の駅つる入口交差点で右折するバスやクルマが連なっていたので、そのままR139を直進した。
10:18 三つ峠駅手前で中央道の下をくぐる。 側道を通った場合にここからR139に復帰するわけだが、R139をそのまま走って21分なら側道経由と変わらないね。
10:22 上暮地で右斜めに分岐し裏道に入る。
10:38 スバルライン入口立体交差からR139に復帰する。 時間が押してるので、トイレに行きたいのを我慢して「道の駅なるさわ」も素通り。
10:52 県道71号線に左折する。 この辺りも紅葉が綺麗だね。 クルマを停めるスペースはないけれど。
そういえば二次減速比を変更したWave110iは快調そのもの。 エンジンの回転と車速の伸びが合っていて、非常に気持ちがいい。
変更する前はエンジンが吹けきるのが早すぎていたのだが、よくあの状態で沖縄まで行ったもんだと今更ながら思う。
残念ながら雲で富士山は拝めず。 計画ではR139に戻ってR1まで南下する予定だったのだが、立体交差になっているのを気づかずに、そのまま県道71号線を下ってきてしまった。
11:17 トイレも限界だったので、7-11富士宮上井出店に緊急ピットイン。 ここから清水のセルフスタンドまでルート検索すると、1時間20分掛かると言われる。 マジかよ。
ここからはナビに案内させて最速ルートで行くことにする。 県道75号線に右折し、芝川から新清水I.C.下からR52に入るルートだ。
11:51 R52に入るところで、上手から1台のバイクが下ってきた。 黄色い長野の茅野ナンバー。 白いトップケースにサイドバッグ。 マフラーの位置からするとカブっぽいが、C90のテールランプってあんな形だっけ...?
走りながら右後ろをさかんに気にしていたそのバイクは、7-11清水小島店に入っていった。 そのとき斜め後ろから見たリアフェンダーが角ばっていたのでC50カスタムを88ccにボアアップしているのかもしれない。
12:16 途中ミスコースしながらも、清水I.C.前の静岡シェル石油 清水イハラ給油所に無事到着。
Wave110iの航続距離だとここで給油するのがベストなのだ。 西伊豆にセルフは無さそうだしね。 満タン給油後にフェリーターミナルを目指す。
12:33 R149に合流し、港町交差点を左折して清水マリンターミナルへ。 係員に誘導されてバイクの待機場所に駐車。 乗用車はすでに15台くらい並んでいるが、他にバイクは居ない。
係員が車両区分やナンバーなどを書いた用紙をくれるので、それを持ってターミナル内のきっぷ売り場へ行く。
いまは期間Bということで、大人1名2,100円と原付(125cc未満)950円で、合計3,050円也。
東京湾フェリー(40分)の原付片道1,590円と比較してはいけないのだろうが、伊勢湾フェリー(55分)の3,090円と比べても「フェリーでショートカットする」費用対効果で厳しい感じがする。
同じ乗船時間(70分)の国道九四フェリー(佐賀関-三崎)だと2,360円。 やはり2,500円程度なら使おうかという感じになるのだが。
ここまで昼飯も食べすに走ってきて超腹が減っている。 しかしターミナル内には売店などなく、あるのはニチレイの冷凍軽食の自販機のみ。
そのなかに「台湾飯」なるものがあったので買ってみた。 370円也。
味は「パクチー抜きのガパオライス」的なスパイシーな感じで悪くない。 台湾の人からしたら「・・・」だろうけど。
食後にセブンティーンアイスを食べていたら、大型バイクの集団がどやどややってきた。 駿河湾フェリーにバイクは何台乗れるんだろう? 早めに来て正解だったね。
受付で「13:15にはバイクのところに戻ってください」と言われたが、まだ時間があるのでターミナルビルの屋上まで上がってみる。
エレベーターの中には豪華客船クルーズの入港予定が書いてあった。 清水に上陸してどうするんだろう? やっぱり三保の松原? あとはちびまる子ちゃんランド?
乗船用のはしけはL字型をしている。 ここでバイクにスマホを付けっぱなしなことに気がついたので、バイクに戻ることにする。
スマホは無事回収。 驚いたことにR52で後ろを走ったカブが停まっていた。 やっぱりC50CMだった。 フェリーに乗るのかな? それとも海釣りに来たのかな?
5スポークのキャストホイールがイカしてるね。 レッグシールドにはオイルクーラーも取り付けてある。
清水港ベイクルーズのベイプロムナード号がやってきた。 その後を追いかけてうみねこが飛び交う。
昔、嫁と松島に行ったときに遊覧船に乗ったら、かっぱえびせんが売っててうみねこに餌やりが出来たんだよね。 今年の5月に行ったときはもうやってなかった。
一眼レフで写真を撮ってる初老の男性と30くらいの化粧濃いめの女性。 なんだかバブル時代を彷彿とさせて懐かしい。 勝手に不倫カップルと命名。
キャッキャしてて楽しそうだが、何か撮るべきものが見える?
そうこうしているうちに駿河湾フェリー「富士」がやってきた。 清水湾を出ていくベイプロムナード号とすれ違う。
いったん眼の前を通り過ぎてから湾内で回頭するため、真横からみることができた。 なかなか年季が入っている感じの船体だ。
いつもながらフェリーが接岸のために迫ってくる姿は迫力あるね。
バイクは自分を入れて9台。 係員が「あと1台!」とか言ってたから、10台が限界なのかもしれない。
さざ波キャンプ場編へ続く