突然の別れ

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昨日(10/21)、19:17に吉郎(柴犬、オス)が永眠しました。
10/10に15歳になったばかりでした。

前日から食事が進まない、下痢をする、「ちゅ~る」などを与えても吐いてしまうなど調子が悪く、嫁が会社から帰ったら動物病院に連れて行く予定でした。
在宅勤務をしながら様子をみていましたが、午後になってよく鳴くようになり、17時ころには立ち上がることもできなくなりました。

嫁が帰宅した18:45にすぐにクルマに乗せて近くに動物病院に連れていきました。
獣医師に説明をして吉郎を預け、いったん待合室に戻ったのですがすぐに呼ばれ、「すでに痙攣が始まっておりもうじき亡くなってしまう。そばに居てあげてほしい」と言われました。
診察台の上に横たわった吉郎は、焦点が合わない目を見開いたままピクピクと脚を震わせていました。
半開きになった口からはよだれが流れ、少し失禁もしていました。

先生が腹部のエコーを見せてくれましたが、肝臓、脾臓に多数の腫瘍があり、真っ黒になっているところは出血した血が溜まっているとのことでした。
嫁と自分はただ、吉郎の頭と鼻先を撫でてやることしかできませんでした。
やがて呼吸が止まり、ゆっくりと心拍も間隔が長くなっていき、19:17に死亡が確認されました。

喉と肛門に詰め物を入れ、身体をきれいにしてもらって、吉郎は段ボール箱に入って自宅に戻ってきました。
動物用の斎場には明日電話することにして、保冷剤で体を冷やしてあげました。 寒いの苦手だったのにね。
夜中に徘徊するようになったことで、7月から自分は吉郎と一緒に居間で寝ていたのですが、昨夜は4ヶ月ぶりに家族揃って寝室で寝ました。
居間よりも寝室の方が室温が低いので、いまもそこに安置しています。

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吉郎が我が家に来たときからこういうことは覚悟していましたし、アルの最期を看取った経験からそれが困難なものだというのは分かっていました。
たとえ寝たきりになって 24H看護が必要になったとしても、どんな形でもいいから生きていてほしい。 そう思っていました。

吉郎のためにロングツーリングは控えるとか言っておきながら、結局最後まで留守番ばかりさせてしまってごめんね。 寂しい思いをさせてばかりだったね。
前庭疾患や認知症のせいだと思っていたけど、夜中にうろうろしていたのは悪性腫瘍の痛みを紛らわせるためだったのかな? 気づいてあげられなくてごめんね。

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西は南紀白浜、北は松島まで、いろんなところに行ったね。
キャンプに行ったのは一度切りだったけど、あのときは暑くて大変だったね。 夜中に脱走したときは焦ったよ。
昨年末の泊まりの旅行は最後になると覚悟をしていたけど、本当はもっと行きたかったよ。

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親兄弟から独り離れて新潟から埼玉へやってきて、どんなに心細かっただろうね。
でも我が家にきてくれて、本当にありがとう。 ウチにもらわれてきて良かったと思ってくれていることを願っているよ。

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旅立つ前に、嫁が帰ってくるのを待っていてくれて、ありがとう。
僕らが死んだら、アルと一緒に迎えに来ておくれ。
そのときまで、しばしのお別れだよ。