川上犬に会いに行く(初日・前編)

2024年 8月24日(土)

ロングツーリングに行ったあとは、課題解決の確認も兼ねて近場でキャンプをすることが多い。
とはいえ近所の河原でキャンプという訳にもいかない。 標高 1,000m以上の涼しいところじゃないと、暑くて寝てなんかいられないからだ。

残念ながら埼玉県でそんな高地にあるキャンプ場を知らないので、群馬県や長野県ということになる。
行ったことのあるキャンプ場は勝手が分かっていて安心だが、そればかりではマンネリ化するし見聞も広がらない。

長野県には行ってみたいキャンプ場がいくつもあって、先月末の「長者の森」もその一つだった。
今回は数年前から候補にあがっていた「せせらぎの里 町田市自然休暇村」へ行く。 予約は 7/28に行っていた。

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連休明けの最初の一週間はただでさえ身体が疲れるが、業務が忙しいのが輪をかける。
今朝はゆっくりして 09:40に家を出た。 10:17 飯能経由で軍畑から R411へ合流する。

あおり運転をする白い N BOXに追いついた。 このあとイエローラインをはみ出して追い抜いて行ったが、対向車とあやうくぶつかりそうになっていた。
ああいうバカとは関わり合いになりたくないが、ドラレコの映像を警察に提出しても証拠にはならないのだろうか?

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10:35 奥多摩駅前を過ぎて氷川大橋には提灯が並んでいた。 お盆に飾ったのをまだ片付けていないのかな?

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10:41 今回はパトカーにフタをされるでもなく小河内ダムへ。

8月連休を挟んで 3回連続で奥多摩を通っているので、今回は R139松姫峠経由で大月に出て R20で甲府へ行こうかと思っていた。
10:52 だが深山橋のところで先行車が 2台とも左折していったので、結局今回も柳沢峠経由で行くことになった。

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11:03 丹波山村に入ると前方に積乱雲が見えてきた。 広い範囲ではなさそうだが、降っているんだろうな。
今回は降られる覚悟はしているしゴム長靴も持ってきてはいるが、行けるところまで行ってみよう。

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11:07 羽根戸トンネルの手前で早くも大粒の雨が降ってきた。 木の陰になる路肩に停めて、雨雲レーダーを確認しようとするが、こういうときに限って電波が届かなくて情報を得られない。
合羽は着ないで走行を再開する。

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幸い落合の辺りで雨は止んでくれた。 柳沢峠の手前では日も差してきた。

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11:24 柳沢峠通過。 バイクは 1台も停まっていなかった。
今日は富士山は拝めそうにないな。

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11:42 前回間違えたフルーツラインへの右折ポイント、今回は間違わなかった。

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R140 新隼橋北交差点への最短ルートも、ナビ通りに進んだ。
11:51 西関東連絡道路に入る。

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12:34 いちやまマート双葉店で買い出しを行う。 GoogleMapsの写真ではマクドナルドがあるようだが、見当たらなかった。 閉店したのかな? 本屋の代わりにセリアが入っているし。
13:06 出発する。

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途中から「長者の森」のときと同じルートの広域農道に合流する。
13:31 北杜市明野サンフラワーフェスではまだひまわりが咲いていたが、畑の位置はだいぶ変わっていた。
前回満開だった畑はもう更地になっていた。

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13:37 途中で県道23号線に合流して、早川を渡った先の丁字路を右へ。

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13:43 江草岩下トンネルは今年度中に開通見込み。

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トンネルが完成すれば、新紅葉大橋と鳥井坂トンネルと直線的につながるようになるんだな。

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13:46 信州峠へ向かうのはこの先の交差点を左折だが、まだ時間に余裕もあるしここに至るまでに何度か標識を見た「増富の湯」に行ってみようかと思う。
増富はラジウム温泉で有名だが、まだ入ったことがないのだ。

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増富に来たのは初めてではない。
2002年の 6/2にクリスタルラインから木賊峠を越えて増富までやって来た。 もう 22年前のことだ。
そのときも信州峠へ行きたかったのだが、この通仙峡トンネルが通行止めになっているのを見て、塩川ダムが通れないと勘違いして瑞牆山荘の方へ迂回したのだった。

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当時すでに eTrexは持っていたがまだ地図表示ができなかった(地図を転送、表示できるようになったのは 2003年 5月以降)し、地の利のない山のなかでツーリングマップルで正確な現在地を把握することが困難だったのだ。
13:48 通仙峡トンネルの前を通過するとスノーシェッド。 「増富の湯」まであと 3kmだ。

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だが再び雲行きが怪しくなってきた。 「増富の湯」までもつかな?

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13:51 気温が下がってくると同時に強い風と大粒の雨が降り始めた。
観念して木の下にバイクを停めて合羽とゴム長靴を装備する。

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そもそも「増富の湯」は施設老朽化で長期休業中らしい。
やはり思いつきで行動するのはよくないな。 引き返そう。

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14:05 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A1%A9%E5%B7%9D%E3%83%80%E3%83%A0の天端を通過。 この辺りは道路も濡れていないし降っていない。 なんだったんだ、あの雨は。 

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見えていたアーチ橋は鹿鳴峡大橋。

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14:06 神戸トンネルの周囲には集落が形成されているのだが、塩川ダムの建設で移転してきたのかな?

ところで「神戸」と書いて「ごうど」と読ませる地名は全国にいくつもあるが、「こうべ」と読むのは兵庫県くらいではないか? 少数派が一番知名度が高いというのも面白いなと思う。
人名の場合は「かんべ」と読むことが多いけどね。

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トンネルを抜けて塩川ダムから離れると道幅も狭くなる。

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14:14 昇仙峡もそうだが、この辺りは岩山が多い。 あちらに見えるのは瑞牆山かな?
近くの「みずがき山自然公園」にはキャンプ場もあるらしい。 「ゆるキャン△」にも出てきたとか。
聖地巡礼をする気はないが、来年の夏に行ってもいいかもね。

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本格的な登り坂になってからも、そんなに勾配やカーブはきつくならない。

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14:19 信州峠に到着。 名前は大層なのに、峠の碑などもなく寂しい峠だ。
標高(GPS読みで 1,386m)は意外と高くて、柳沢峠に匹敵する。

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長野県川上村へ入るとそこは高原野菜の畑が一面に広がっている。

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14:29 県道68号線にぶつかって右折。 買い出しをするなら、この交差点付近にある「ナナーズ川上店」が最終のスーパーになる。

「ようこそ川上村へ」の看板に描かれているのが川上犬だ。
その存在を知ったのは 2005年だが、まだ見たことはない。

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TV朝日に『朝メシまで。』という番組があるのだが、以前に南牧村の白菜農家の方を取り上げていたのを観たのだが、後ろに収穫した白菜を積む箱を付けた大型トラクターで出荷していた。
そのトラクターと同じものがあちこちで動いている。 ニューホランドトラクターというものらしい。
(日本では)大規模化が進んでいる北海道で使われているものが、長野の高原野菜の産地でも使われているのだな。

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14:36 川上秩父線というのは川上村道192号梓山線のことだが、長野県側から三国峠までは行くことができるらしい。
だが、埼玉県側の秩父市道大滝幹線17号線は、三国峠から王冠キャンプ場まで通行止めになってもう 5年になる(通行規制)。
最後に走ったのはいつだったか調べてみたら 2014年の 9/20だった。 もう10年前になるのか。 死ぬまでにもう一度走る機会があるかな?


後編へ続く