実は先週末も4連休だったので、ボアアップキットを組み込もうかと考えていました。
ところが木曜日は大雨で(カーポートに屋根があるとはいえ)作業する気にはなれなくて、金曜日は好天だったものの翌日が職場の親睦会で終日出かけることになっていて、さらに日曜日は自治会の一斉清掃日で班長としてのお役目があったりしたので、結局なにもしませんでした。
で、今週末にやろうかとも思ったんですが、来週にツーリングを控えているので出先でトラブったときのことを考えると、リスクを犯したくはありません。
もったいぶっている訳ではないのですが、ボアアップと同時に吸排気ポートの整形も行う予定なので、できればじっくり作業したいと思っています。
というわけで、今日は朝から雑草取りや植木の剪定を行っていたのですが、昼頃に「あるパーツ」が届いたのでフィッティングしてみました。
これです。
RacingBoyのショックユニット(330mm)が長すぎたので、310mm~320mmくらいのやつを探していたのですが、条件に適合するものはなかなかありません。 デイトナとSP武川から出ているやつが良さそうなんですが、いかんせん高過ぎますし。
で、オークションに出ていたのが Wave110i 純正と同じ長さ(315mm)のこのショックユニットでした。
正直言って、「長さがピッタリ」、「サブタンクなし」、「安い(5千円しなかった)」という以外は特筆すべき部分はありません。
おまけに届いたショックの取付穴が片側は内径10mmで、もう一方は内径12mmでした。 通常はボルトサイズに合わせて交換できるように2つのサイズのカラーが付属してくるものなんですが。
ちなみにプリロード調整用のレンチも付属していませんでした。 持ってるけどね。
さてどうしたものか。 とりあえず近所で一番大きなホームセンターへ行ってみたのですが、そんな都合の良いサイズ(外径15mm×内径10mm×長さ21mm)のカラーなんて売っていません。
いろいろ探していたら、外径12mm、肉厚1.0mmの銅パイプが売ってました。 長さが1mもあってちょっと高かった(千円くらい)ですが、板厚1.0mmの板を自分で筒状にするのに比べればリーズナブルといえるかも。
銅なので、金ノコで簡単にカットできます。 カラーより短い20mm程度にしました。
でもここまでは前菜。 メインはこれからです。
車体に取り付けてみると、チェーンケースとモロに干渉します。
ま、これは予想通りなんですけどね。 RacingBoyよりも足が短いのは分かってて購入したのですから。 問題はどの程度干渉するのかです。
横から見るとこんな感じ。 チェーンまで当たってしまうかな? チェーンケースを外してみましょう。
なんとかチェーンとの干渉はなさそうです。 とはいえ、チェーンケースをなんとかしないと装着は不可能です。
思えば最初のショックユニットは取付もせずにお嫁に行きました。 RacingBoyは玉砕して休眠中。 三本目のこのショックユニットも撤退か、それとも...
ここまできて撤退したらチキンでしょう! 前進あるのみです。
油性マジックで干渉範囲を適当にマーキングします。
あとはサンダーと棒ヤスリで削りまくります。 だいたいこんな感じで。
装着状態。 リアショックの下側ナットを緩めないと、上側チェーンケースの取付・取り外しが出来なくなってしまいましたが、大した問題ではないでしょう。
このショックユニットのいいところは、プリロード調整ナットがカウルの外側に出ているので、調整しやすい点ですね。
キャンプ道具を積んで跨ってみましたが、1GのSAGはちょうどいい感じです。 プリロードが一番弱い状態なので、荷物なしではちょっと強いかもしれませんが、それでも純正と大して変わらないんじゃないかと思います。
じゃあなんで純正から交換するのかというと、「ダンパーは太さが大事」と思っているからです。 他の条件が同じなら、筒が太い方が狙った減衰力を出しやすいんじゃないかと。 内部構造は外からは見えないですが、太さは判断できますし。
作業が終わったのは16時半で、もう犬の散歩に行かなくてはならない時間です。 試走なしのぶっつけ本番でツーリングに臨むことになりそうです。
どうなりますことやら。