5/1(土)~5/9(日)の 9日間の日程で、佐賀ツーリングに行ってきました。
例によってレポートはいつ出来るかわからないので、総括を。
まずは良かったところから。
○ 計画したほとんどの目標を達成できた
最大の目標は「佐賀県でキャンプをすること」でしたが、他にも多くの2回県でキャンプができました。 特に2014年以来キャンプができていなかった三重県でもできたことがよかったです。
「走ったことがない市町村区」も新たに57の自治体を走るなど、予定していたほとんどの自治体を通過できました。
ツーリング中にイレギュラーなことが何件かありました(後述)が、素早く代替案を検討して後の行程への影響を最小限にすることができました。
○ 人との接触は最小限に
給油はセルフのみ。 立ち寄った道の駅は2ヶ所でトイレ使用だけ。 マクドナルドは3ヶ所(モバイルオーダーでテーブルお届け)。 立ち寄った温泉は5ヶ所(他にキャンプ場内の風呂使用が1ヶ所)。
買い出しはスーパー4ヶ所(現金)、7-11が15ヶ所(電子マネー使用)、ヤマザキYショップ1ヶ所(現金)。
支払いなど以外で他人と会話をしたのは2回のみ(マスク着用)という、人とは極力交わらないツーリングでした。
○ 行動時間を最大化するために早寝早起き生活
朝は5時起きで早ければ6時出発、夜は22時には就寝という健全な生活サイクルでした。
朝食はとりあえずおにぎり1個だけで、コーヒーすら飲まないことも多かったです。 走り出して2時間くらいで7-11を見つけたら立ち寄って、ホットドッグ(カレーキャベツ載せやスパイシーチリ)やバゲットサンドロースハム&ゴーダとホットコーヒー。
キャンプそのものを楽しむ1泊キャンプと、移動手段の1つとしてのロングツーリングのキャンプでは、全く異なります。 今回はその切り替えがうまくできたように思います。
○ DAISOの PVC吸水クロスが大活躍
結露よ、サラバ!ダイソーの「PVA吸水クロス」は乾燥撤収の救世主に認定! | CAMP HACK[キャンプハック]
キャンパーのスムーズな撤収を妨げるのが「結露」。しっかり乾かしてからテントをしまうにはこの結露をなるべく早く拭き取るのがポイントですが、大きいテントの場合かなりの量になるため普通のタオルだと拭ききれなかったりしますよね。
そんな結露の拭き取りに効果的なアイテム、見つけちゃいました!
類似商品は10年以上前から犬を洗ったときの水分を拭き取るために使っていましたが、2千円くらいするものでした。 それが110円で買えるのだから素晴らしい。
今回は毎日のように雨に降られるか、結露していたので、本当に助けられました。
○ 「防寒テムレス」は冬でなくても超有用
冬季はハンドルカバーを使っていることもあって、買ったまま使っていなかった防寒テムレスですが、春の気温で使っても蒸れないですね。 もちろん防水もバッチリ。
グローブが濡れて手指が冷えると身体全体に伝わりますし、精神的にも気が滅入ってきます。 雨用のグローブは大事だなと改めて思いました。
○ ピップ「マグネループMAX」は効果大
以前から「マグネループEX」は使っていましたが、紛失してしまったので新しいのを買いました。
グランチョイス (2021-03-08T00:00:01Z)
¥2,879
「EX」が150mTだったのに対し、「MAX」は200mTに磁力がアップしています。
確かに長時間のライディングでも、肩こりには悩まされなかったような気がします。
○ 途中での忘れ物、落とし物はなし
2日目に「防寒テムレス」を無くしたかも?という事態がありましたが、トップケース内に入っていました。
毎回、何かしらツーリング途中で忘れ物や落とし物(特に手袋)をするんですが、今回はありませんでした。
○ タイヤの問題なし
毎年、GWのツーリング前に新品タイヤに履き替えるのですが、この1年間で通勤での走行が激減したので、まだタイヤ交換するタイミングではありませんでした。
今回でタイヤのライフを使い切ったと思うので、梅雨入り前には交換します。
続いて「ウーン」だったこと。
△ 「食材買い過ぎ」グセはあまり直らず
さすがに1泊キャンプのときのようなことはありませんが、それでも買い過ぎてしまったことが何度かありました。
ただ食費自体は多少は抑えられたかな?
△ 持っていったが出番がなかったもの
天候のこともあり調理をあまりしなかったので、白飯を炊くということはありませんでした。 「納豆が食べたくなるかも?」と思って、無洗米とメスティン、固形燃料などを持っていったのですが。 朝食トースト用の魚焼き器も一度も使いませんでした。
ヤシガラ炭は念の為にと8泊分(4箱)持っていきましたが、使ったのは1.5箱のみ。 半分の2箱で十分でしたね。 CB缶も1本で十分でした。
△ 着替えなどは足りた
寒かったとき用の薄手のオーバーパンツと、暑かったとき用の薄手のナイロンパンツを持っていきましたが、これらは出番がなくて幸いでした。
着替え(パンツ、Tシャツ、靴下)は4セット持っていき、途中でコインランドリーで洗濯する予定でしたが、前半は風呂に入れたのが2日に1回だったので、着替えも2日ごとになってしまい結果的に洗濯しないで帰ってきました。
△ 右ウインカーインジケータが切れそう
最終日にハイフラッシャー状態に。 出発前の整備に際に交換しておくべきでした。
△ 腰が痛い
乗車姿勢の問題か、コットに慣れてエアマットでは満足できない身体になったのかわかりませんが、腰痛に悩まされました。
サロンパスを持っていってたので貼りましたが、腰痛用にはフェイタス温感があるとなお良かったですね。
△ ゴム長靴も活躍したが
沖縄ツーリングへ行く途中に鹿児島の志布志で購入して以来使っているゴム長靴は、今回も活躍してくれました。
ただ断熱性が低いので、雨の冷たさが足先に伝わるのが困りもの。 バイクへの積載はゴムネットで載せていましたが、もう少しコンパクトだと助かります。
そろそろ次を考えるできでしょうね。
△ 雨の日はメッシュシートカバーを外すべし
雨水がメッシュシートカバーの固定ベルトを伝わって、シート下のメットインボックス内に侵入します。
面倒でも雨が降りそうなときや雨中走行時は外したほうがいいでしょう。
最後に反省すべき点
✕ 転倒した
これが一番大きかったですね。 3日目の山の中で転倒しました。
被害は右ミラー粉砕、右ステップ変形、FRフェンダー擦り傷。 幸いにして身体的な被害はほとんどなし。
直接的な原因はコーナーでのライン取りの失敗ですが、朝から走り詰めで疲労による判断遅れが真の原因だと思います。
✕ 持っていくのを忘れたもの
2年前の阿蘇ツーリングでも忘れていましたが、今回もスロットルアシストを装着していくのを忘れました。
今度から常にウエストバッグの中にいれておこう。
✕ 利用予定のキャンプ場の下調べが不十分だった
初日に泊まる予定だった宇賀渓キャンプ場ですが、行ってみると工事現場みたいな状況で泊まるのを断念しました。 電話で確認したときに「工事中だが営業している」ということでしたが。
どうやらそのエリアに複数のキャンプ場が点在しているようで、途中の枝道を一本入ったところに宇賀渓キャンプ場はあったようです。
✕ フェリーの下調べが不十分だった
7日目に大分県の竹田津港から山口県の徳山港へスオーナダフェリーで渡る計画でしたが、14:20の便を逃すと次は19:00までありませんでした。
前日は宮崎県の高千穂に泊まっていたので、13:50までに竹田津に到着するには何時に出発してどのようなルートを通るべきかをしっかり確認するべきでした。
結果、竹田津港に着いたのは14:45でした... さらにこの遅れがこの後の行動に影響を及ぼすことに。
翌8日目は山口県の周防大島の伊保田港から愛媛県の三津浜港(松山)へ防予フェリーで渡るプランを立てていましたが、これは陸奥キャンプ場に泊まる前提でした。 さらに伊保田港に寄港する便は限られて、寄港時間もわずか5分。 車両の乗降は完全予約制とのこと。
猪出没で陸奥キャンプ場が使えないことが判明した時点で、別の航路を検討しておくべきでしたが怠っていました。
✕ ルート設定にミスがあった。
新阿蘇大橋を渡ったあとに、2年前に渡った仮橋で戻るつもりでルートを立てたのですが、全然違う道を通る設定にしていたようです。
✕ USB Type-Cケーブルが雨に弱かった
元々が用途外の使い方なので文句は言いませんが、スマホ給電用に使っているナイロン編み込みシースのUSBケーブルが水分を含んで使用できなくなるということがありました。
Anker ()
¥1,490
原因はおそらく編み込みのシースが雨を含んで、毛細管現象でUSBコネクタ内に水分が侵入したことで使用不能になったものと思われます。
USBコネクタ内でホットボンドなどで封止してあれば水分の侵入を防止できるでしょうが、たぶんそんなことはしていないと思うので。
対策としては編み込みシースではないケーブルに変更します。
Anker ()
¥1,099
このUSBケーブルもシースとコネクタの間から水分が入る可能性がありますが、自己融着テープを巻くなどで対策が可能です。
1泊の場合は基本的に雨ならキャンプに行かないので、有用性が確認できるのは当分先になりそうです。
✕ IKEAのバッグは水が染みる
佐賀でテント内に浸水したときに、IKEAバッグが水を吸ってしまいました。
似たような形で防水のバッグがあればいいんですが、あんまりないんですよね。
✕ Eye-Fiカードからスマホへの転送不調
5日目から、なぜか5分間に2枚ずつしか転送できなくなってしまいました。 原因は調査中。
✕ いろんなものが寿命に
内装を交換したりしましたが、ジェット型のヘルメットがそろそろ買い替えるべきかもしれません。
カマドグリルは使用して丸3年になります。 まだまだ使えますが、ブラックにしたのは失敗でした。 塗装が剥がれれば鉄板なので錆びます。
シュラフカバーの内側のシームテープが剥がれてきました。 シュラフを守る最後の砦なので、これは買い替えか。
イスカか、モンベルの「ブリーズ ドライテック スリーピングバッグカバー」かな。
枕を入れていた防水バッグも水が染みてました。 新しい防水バッグ(水着入れ)を買いました。
テントについても、騙し騙し使ってきましたが、今回のツーリングをもって退役としたいと思います。
2002年GWの初キャンプ以来、20年間で218泊しました。 本当にお疲れ様でした。
といってもムーンライト3を使い続けることは変わらないのですが。
その他は、GPSのトラックログはキチンと記録されていたし、モバイルバッテリーやUSB充電器も問題なしです。