2023年 5月 3日(水)
今年のGWは 2年ぶりに中国地方へ行くつもりだった。
だが 2/17(金)に、母がまた緊急入院してしまった。
「また」というのは、この記事に書いたように昨年10月末にも緊急入院していたからだ。
その後、状態も良くなって退院し新しい老人ホームに入ったのだが、まだ 3週間しか経っていない。
前回は持病(I型糖尿病)による高血糖によるものだったが、今回は脳梗塞(アテローム血栓性脳梗塞)だった。 しかも古いのと新しいのがあるらしい。
倒れる 1週間に施設を訪れた際に「元気がない」と職員から報告を受けていたが、そのとき既に脳梗塞が起き始めていたのだろう。 起こった場所が症状として表に現れにくいところだったのかもしれない。
当時はまだコロナ禍の最中で、緊急搬送された病院にベッドの空きがないと所沢の病院に転送されたら、「検査したらコロナ陽性だから受け入れられない」と言われて、また元の病院に差し戻されたりと大騒動だった(もちろん元の病院で検査したときは陰性だったし、差し戻し後の再検査でも陰性だったので偽陽性と思われる)。
再検査の結果が出るまでコロナ陽性として扱われることになったのだが、コロナ病棟はベッドが空いていたので入院できた。 これぞ怪我の功名というべきか。
その後正式に陰性と診断されて、一般病棟にも移って 4週間弱お世話になった。
その後、母は療養型病院に転院して今も入院している。
脳死ではなく自発的に呼吸もできているが、いわゆる寝たきり状態であり言葉を交わすこともできない。
当面の生命の危機はないが、回復の見込みはほとんどないらしい。
入院翌日には、母が入っていた施設に対して契約解除を通告し、2月末には荷物も運び出して退去を完了した。 母が元の生活に戻れる見通しが立たないなかで、入院費用と施設の家賃を二重に払う余裕はないからだ。
通常は解除申告した日から 1ヶ月後まで家賃を取られてしまう(そういう契約)のだが、今回は実質的に 3週間しか居住していなかったということもあり、2月までの家賃のみで済んだ。 脳梗塞の兆候に気づかなかった施設の引け目もあったのかもしれないが。
そんな家庭の事情もあり、GWにロングツーリングに行けるような状況ではなかった。 おまけにエコウィルの故障により給湯器を更新する必要もあり、経済的にもしばらく余裕がない。
とはいえ自宅で待機していれば母の容態が回復するわけでもない。 着替えや紙オムツなどは病院手配だし、面会は要予約で30分間だけ。 自分たちにできることはほとんどない。
それで昨年から予約していた 3月の城南島キャンプも行ったし、4月のつがキャンプも行ってきた。
前置きが長くなってしまったが、では GWはどうするのか。
この一ヶ月は小康状態で、医師に言われたようにすぐにどうこうということはないのだろう。
病院から急な呼び出しがあったとしても、1日で帰ってこれる範囲ならツーリングには行けそうだ。
直線距離で埼玉県西部から直線距離で半径 200km(実距離だと 300km)くらいの範囲だろうか。 西は浜松-高山-富山市を結ぶライン、東はいわき-会津-新潟市を結ぶ R49までだ。
嫁の休みと重ならない日程で最大 4泊5日取れるが、最終日(5/7)の天気が良くないので 3泊4日とした。
出勤日と同様に 6時に起きて、07:12 嫁に見送られて出発する。
07:43 高坂で R407から県道212号線へ右折した辺りで、首からデジカメを下げていないことに気がついた。
自宅を出てから 30分、今から取りに戻ると 1時間はロスすることになる。 自分の馬鹿さ加減を呪うしかないが、諦めてこのままツーリングを続行することに。
よって今回はスマホ頼りのため、走行中の写真はない。
08:46 五霞町で新R4に入る。 ナビを設定していたら、宇都宮市で新R4から離れて「ふるさと田園通り」へ誘導される。
10:47 蒲須坂で R4に復帰する。 東北へ行くときは必ず立ち寄っていた 7-11矢板インター店はやはり閉店して、既に更地になっていた。 悲しいね。
10:59 手前の氏家にも 7-11はあるが、矢板中南店まで行ってから休憩する。
考えることはみんな同じようで、大きな駐車場の大半がクルマで埋まっている。
裏手のけやき公園でコーヒーとチリドッグを食べる。 次回からは 7-11矢板片岡店に寄るようにしようかな。
11:28 出発する。 すぐに県道52号線へ右に逸れて、「なんじゃもんじゃ通り」で R461をショートカットする。
大田原で県道72号線に乗り、県道342号線へ乗り換えて 12:03 R294へ合流する。
12:39 白河中央スマートI.Cの先で R4に復帰する。 R4をずっと走ってくるのとどっちが早かったのだろうか?
13:29 R4郡山バイパスから R49へ左折する。 自宅から 230km。 そろそろ給油したいと 宇佐美出光49号郡山インターSSに入ったらセルフではなかった。
事前に調べて給油ポイントと設定していたのだが、何を勘違いしたんだ? デジカメの件といい、どうも今回はボケているな。
幸いスタッフが接客に忙しくてこちらに気が付かなかったので、そのまま道路に戻る。
13:38 トライアルマート喜久田店で買い出しをする。 TRIALは安いが品揃えがイマイチで好きではないのだが、この辺りには他にスーパーがなく選択肢がない。
14:16 磐梯熱海温泉 霊泉元湯に入ろうと JR磐梯熱海駅までやってきた。 だが駅の周辺には駐車場がない。
一旦は線路沿いの熱海湯けむり緑地の歩道に停めてはみたものの、トラブルになるのはイヤだし結局入浴せずにキャンプ場へ行くことにした。
14:42 R49で猪苗代湖に出てすぐ県道9号線へ左折したところにある「やまがたやキャンプサイト」に到着。
猪苗代湖畔には無料のキャンプ場もいくつかあるが、5/3~5/5は一番混む時期なので、予約が可能なキャンプ場であることを優先した。
なんと! 看板犬は柴犬だった。 すごい大人しくていい子。 少し撫でさせてもらった。
この子に会えただけでもここをキャンプ場にした価値があったな。
でも結構高額な利用料金なのに、ゴミは持ち帰りというのはいただけない。
キャンプサイトは前川を挟んで受付からは少し離れている。
とりあえず駐車場にバイクを停めて設営場所を見定める。
サイトは猪苗代湖畔に沿って細長い。 前川寄りの端に炊事場がある。
炊事場は流しと調理台があるだけ。 水質は問題ない。
今日はよく晴れているが、強い北西の風が吹き続けている。 湖面で冷やされた風が何の障害物もなくぶち当たってくるのだ。
キャンプで風速 2m/sを越えると結構煩わしいので、風速 5m/sはキャンプを中止するレベルだ。
先客たちはみな眺め重視なのか、微妙な間隔を開けて湖に向けてテントを建てている。
自分は眺望は二の次。 冷たい強風から逃がれるため、大型テントの背後に設営した。
前室は当然風上に向けている。 強風で膨らんでいる大型テントは男性のソロのようなので、五月蝿くすることはないだろう。
7-11郡山熱海町高玉店で買ってきた枝豆で口開け。
焼売を焼こうとフライパンを出したら、なんだか傾いていて油が偏る。
前回のキャンプでもそんな気はしていたのだが、地面が傾いているのかと思っていた。 気の所為ではなく五徳が傾いているようだ。
つがスポーツ公園でのキャンプで友人Hがテーブルに倒れ込んだときに曲がったのかもしれない。
こまめにフライパンの向きを変えて焼きムラを軽減する。 いい感じで焼けた。
レトルトのもつ煮を買おうと思ったのだが、意外と高かったので惣菜コーナーのもつ煮を買ってきた。
どうやって温めよう?
フライパンに開けて温めてみた。 豆腐を入れる余裕はないが、今回は買ってないのでOK。 あまりしょっぱくなくていい感じのもつ煮だった。
フライパンが傾いているとこぼれやすくなって不便だな。 このバーナーももう20年使ってて、点火装置も働かなくなってしまっているから、もう買い替えかな。
続いて鉄板でにんにくの芽を焼く。 網焼きしないので炭じゃなくてガスのまま焼く。
鉄板の溝ににんにくの芽がジャストフィット。
よいステーキ肉が売ってなかったので、今日は生ラムを焼く。
霜降りひらたけとラム肉を一緒に焼く。 美味いね。
眺望は限られるが、前のテントに風を遮ってもらっているので文句はない。
少し後ろに下がれば湖畔を見渡すことはできる。
風が強いからこそ、沈む直前まで太陽が見えるんだろうね。
そろそろ欠けてくるか。
もう消えそう。
行ってしまった。 また明日ね。
片付けて18時半にテントに入った。
明日(5/4)、明後日(5/5)の天気については問題ない。
だが 5/6以降は広い範囲で雨模様だ。 5/6朝の撤収時に降ってなければ御の字だな。
本日の走行距離 259.6km
Google Earth用KMZファイル(自宅~猪苗代湖) → 20230503.kmz