2025年10月10日(金)
祝日が休みではない我が社だが、以前は 7月後半に 3連休が設定されていた。
ちょうど梅雨明け直後にあたるので、有休を付けたりして少し遠くまでよくツーリングに行っていた。
昨年からは運動会シーズンの10月(スポーツの日)が休みになった。
関東はまだ秋雨が続いていて、日も短くなって遠出には不向きな時期だが、世間一般のニーズには合致するのだろうから致し方ない。
昨年は新型コロナに罹ってしまったので、ツーリングには行けなかった。 貴重な 3連休、今年はツーリングに行きたい。
当初は金曜日に有休を取って、今年まだキャンプをしていない石川県と新潟県をまわる計画を立てていた。
初日に 21年ぶりに飛驒市森林公園キャンプ場(岐阜県)、そのあとは三国山キャンプ場(石川県)、清田山キャンプ場(新潟県)と泊まる予定で、キャンプ場の予約も完了していた。
だが一週間前の時点で日本海側の天気予報が良くない。 というか天気が良いのは近畿地方くらいのものだった。
近畿地方には大阪府、兵庫県、和歌山県などキャンプ3泊府県がある。
GWツーリングでなければなかなか行きづらいエリアだが、3泊4日なら行けなくもない。
大阪、兵庫は九州との往復で泊まる可能性が高いが、和歌山、奈良は少しルートから離れるので、行くならそちらか。
紀伊半島へ行くのなら、初日は渚園(浜松市)に泊まるのがベストだろう。
だが一週間前の時点では金曜日でも満員で予約できなかった。 3連休前だからか?
東名高速を使う前提ならもっと先の愛知県や三重県まで行けるが、リーズナブルなキャンプ場はあまりない。
それに東海道ルートには大きな障害がある。
寸又峡ツーリングのように雁坂トンネルを通って中部横断道の無料区間を走りたいところだが、落石で暫定供用中の大滝トンネルはバイクが通行できない。
林道で迂回する手もあるが、狭いし道も荒れているので通りたくはない。
関越道から圏央道経由で東名に入ることもできるが、それだと会社出発にする意味がない。 半休ではなく1日有休を取って、自宅出発にした方がマシだ。
東海道がダメなら中央道か。 冠山トンネルツーリングで泊まった妙琴公園キャンプ場(長野県)までは実績があるし、高速道に乗れば恵那山トンネルを抜けて岐阜県にも入れるだろう。
長野県は今年すでに 4泊しているので、できれば岐阜県に泊まりたい。
だが中津川市~恵那市付近にはめぼしい(ソロ向けにリーズナブルな料金設定の)キャンプ場がない。
大津谷公園(岐阜県池田町)まで行ければいいのだが、流石に 10時会社出発では遠すぎる。
大垣ツーリングで 1日で大垣市野外活動センターまで行ったことはあるが、あのときはオール下道とはいえ自宅を 6時半に出て到着は 18時過ぎだった。 まだ日が長い 7月だから可能だった。
結局、郡上市白鳥町のキャンプ場を予約したのだった。

10時ちょうどに打刻をして、10:12に会社を出発。
10:33 花園ICから関越道に乗って新潟方面へ。

10:51 藤岡JCTで上信越道へ分岐。 バイクで走るのは 19年ぶりくらいか? 懐かしいなぁ。

走行車線を遅いクルマについて走っているので、松井田からの上りでも非力さはさほど感じなかった。
11:35 八風山トンネルに突入。

長野県に入ると快晴だった。 でも明日にはここも天気が崩れるはずだ。
正面に浅間山が見える。

11:58 東部湯の丸ICで降りる。
スマートICじゃないのに SAと併設なんだよな。

県道81号線を丸子方面へ進む。 R152に一瞬合流したあと、県道174号線へ。
別所温泉が近いので松茸山の看板が出ている。 もうそんな時期なんだな。 2019年に吉郎を連れて「あぜみち山荘」に行ったことがあるが、匂いだけでご飯が食えそうだった。

10:20 R254に合流する。 なるほど、7-11 丸子和子店のところに出るのか。

昨年の 12/7に開通したばかりの荻窪バイパス。 集落の中を通らなくていいのは安全だね。

三才山(みさやま)トンネルの手前から舗装工事で片側交互通行になっていた。 これから紅葉の時期になると週末は混みそうだ。

12:52 7-11 松本洞店で昼飯。 ここを逃すと食べるチャンスがない。
「おかず大盛り 若鶏の醤油唐揚げ弁当」を食べる。 「上げ底弁当」で叩かれた 7-11だが、最近は心を入れ替えてそういうセコイ真似はしなくなったようだ。
お客様の「期待を越える」どころか「期待を裏切る」ような真似をして利益を上げても、それは一時的なものであって手酷いしっぺ返しを食らうことになるんだよね。
そういえばリニューアルした「爽健美茶」を飲むのは初めてだ。 飲みやすくなったかもしれないが、特徴も薄れてしまったように感じる。

じゅうぶん休憩を取って 13:09に出発。 松本トンネルを抜けて R19を踏み越えて梓川南岸の県道48号線を進む。
倭橋を渡っていったん梓川の北岸に移動し、下島橋でまた南岸に戻る。
そういえばこの近くにある波田リバーパークキャンプ場にはまだ一度も泊まったことがない。
ロケハンしたのはもう 4年前になるか。 12時会社出発くらいでちょうどいい距離なのだが、なかなか使う機会がないんだよな。

13:35 R158に合流する。 登山や観光にはもう遅い時間帯なので、高山方面へ向かうクルマは多くない。
狸平トンネルはもう完成しているように見えるが、現在の稲核(いねこき)橋に替わる新しい橋が完成してからでないと供用はされないようだ。

奈川渡改良は貫通済みの 2号トンネル(大白川トンネル)につながる 1号トンネル(新入山トンネル)の工事中。
11/10~来年 4月末まで現「入山隧道」を片側交互通行にして工事が進められるらしい。

でも奈川渡改良が完了しても、今度は奈川渡ダムがボトルネックになるだけのような気もする。

上高地との分岐点はこの先のヘアピンカーブ。

安房峠(旧道)は通れるようだ。

14:20 安房峠道路(安房トンネル)に突入。 Wave130iで高山側から通ったことはあるが、松本側から入るのはトランザルプ時代以来だ。

安房峠道路は ETCで支払いできるが、ここの料金所は一時停止しなければならない。

14:26 平湯キャンプ場の前を通過。 上信越道を使わなくても、10時出発ならここまで到達するのは問題ないだろう。

R158から道なりに県道89号線へ進む。
15:10 高山市で R41から中部縦貫道 高山ICに入る。 この辺りの標高は約600m。

この道は昨年の 300泊記念ツーリングで走った。 すすきがいっぱい穂を出している。

15:25 飛騨清見IC(標高約900m)で東海北陸道に合流。 ここから南下していく。 4車線化されているので、速いクルマに怯えなくてすむ。
松ノ木峠PAは日本最高所(1,085m)のパーキングエリアらしい。

トラックを捕まえて TOEを貰う。

15:54 白鳥ICで降りる。
16:00 Aコープ おくみの店で買い出し。 キャンプ場には予約時に 16時チェックインと伝えてあるので電話してみるが誰も出ない。
本当は「美人の湯 しろとり かみほの湯」で風呂に入って行きたかったが、キャンプ場に直行しよう。

16:22 手早く買い出しを済ませて出発。 県道82号線で北東へ。

どんどん山に入っていく。 空がまだ明るいのが救いだ。

事前にストリートビューで予習していたとおり、ここを降りていくとキャンプ村しろとり野営場らしい。

降りていくとため池があって釣りをしている人がいたが、ここがキャンプ場なのだろうか?
予約時のメールを確認すると、受付は別のところでやるらしい。

牛道川の対岸にある「ペンション リトルパイン」へ。
玄関が開いていたので中に入って声を掛けるが誰もいない。 困ったな。
外に出ようとしたら、息を切らせておばあさんが駆けてきた。 畑仕事をしていたらしい。 電話に出ないはずだね。
キャンプ場はさっきのため池のところでいいようだ。 今日は完ソロなので、あの辺りの空き地はどこでも使ってよいとのこと。

ため池の前の広場は釣り人のクルマが出入りするので、一段高いところの空き地に設営することにする。

なんとか日没前に設営を完了できた。

日没10分前だったな。

17:22 今夜は外で食べるつもりはなかったので、弁当で済ます。

とはいえ温かいものも食べたい。
「石松鍋」というのがあったので買ってみた。 なんで森の石松?

17:44 鍋というより天ぷらうどんだな。 長ねぎの存在感がすごい。

街灯もないので、夜は本当に真っ暗になる。
野生動物もいるのだろうが、熊には会いたくないな。
本日の走行距離 357.4km
Google Earth用KMZファイル(自宅~郡上市) → 20251010.kmz