3年越しのリベンジへ

いよいよ魹ヶ崎ツーリングが近づいてきた。
今年はすでに5月の佐賀ツーリング(8泊9日)、6月の温見・冠山ツーリング(3泊4日)と2回のロングツーリングに行っている。
今回は4泊5日の日程だが、それらを超える「今年最大のチャレンジ」になると思っている。

初めて三陸地方へ行ったのは2013年の三陸ツーリングだったが、そのときはまだ積極的に灯台50選めぐりはしていなかったし、魹ヶ崎の存在すら知らなかった。

魹ヶ崎に行くべく具体的に行動を起こしたのは過去3回。
最初は2017年の8月連休の函館ツーリングの帰路だった。 休暇村宮古姉ヶ崎キャンプ場に泊まって、翌日に行く計画だったのだが、疲労と悪天候により予定を切り上げて直帰したのだった。
今考えると、起床したときは霧が深かったもののその後天気は回復したし、岩手県宮古市から埼玉県まで直帰できる元気があれば、魹ヶ崎に行くことはできたとは思う。

次は2018年の7月3連休の北東北ツーリング。 このときはアクシデントによりツーリングの継続を断念するという大変悔しい結果となった。
己の体力への過信、目標の優先順位が明確ではなかったなど、敗因はいろいろあるのだが、その後はそれまで以上に計画の精度アップに努めるようになった。

3回目の昨年の北海道ツーリングでは、青森から自走で帰ってくる途中で魹ヶ崎に寄りたいと考えていたのだが、太平洋側の天候がとても悪かったので秋田・山形の日本海ルートを通って帰宅することになった。


2017年と2020年については、魹ヶ崎は「行けたら行く」程度の軽い気持ちだったし、そのときの状況を判断して自ら回避した結果だから納得している。
しかし2018年は魹ヶ崎へ行くこと自体がツーリングの一つの目的だった。 自らの意思ではなくアクシデントによる断念だったので今でも悔いが残っている。 埼玉県から見て東北に位置する魹ヶ崎は鬼門なのだろうか?

そういう過去のいきさつを除いたとしても、魹ヶ崎はバイクを下りてから山道を往復約8km歩かなければ行けない場所にある。
晴天でも暑くなれば(徒歩行は12時頃から)しんどいだろうし、雨が降れば合羽の中は蒸れるし滑落の恐れもないとは言えない。 熊が出没することもあるという。


今回のツーリングはタイトルに「魹ヶ崎」が入っているようにコミットメントの順位は明確だ。

1.魹ヶ崎へ行って灯台を見る(灯台50選、本州四端到達)
2.岩手県で2回キャンプする(東日本全都県フルマーク到達)
3.酸ヶ湯でキャンプする(4年ぶり4回目)
4.栗駒山でキャンプする(16年ぶり2回目)
5.未踏自治体を走りながら岩木山を一周する(初)
6.もりしげ(盛岡市)で冷麺を食う(16年ぶり2回目)

魹ヶ崎へ行けたら2番目以下が未達でもこのツーリングは成功といえるし、逆に魹ヶ崎に到達できなかったら他がどうであろうと失敗なのだ。

初日は4時起き5時出発になる。 今年最初の東北行き。 鬼が出るか熊が出るか。
油断しないで準備を整えたい。