iPodはハードウェアビジネスの常識を越えるのか

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CNET Japan Blog - 梅田望夫・英語で読むITトレンド:iPodはハードウェアビジネスの常識を越えるのか

iPodとiTunesのどちらで儲けを出すかについての議論は、事業がまだスタートしたばかりの段階なので、とてもとても時期尚早である。

(中略)

ただ、ポストPC時代について、ハードもソフトもコモディティしていく時代における成功要因とは何なのかについては、今日ご紹介したような問題意識を持って考え続ける必要がある重要テーマなのだ。

個人的な興味は、このようなコモディティ化が製造業においてどこまでの領域に広まるのかということ。 イメージとしては、廉価な大量消費財って感じなんだけど。

多分、生活二輪車なんぞは、中国のコピー二輪車で部品メーカーが育っているので、コモディティ化がどんどん進みそうな気がする。

自動車の場合はどうだろう? 一時期、デルファイなどの巨大部品メーカーの影響力が強まって、自動車メーカーは単なる組み立て屋になるという話が、まことしやかに流れていたものだけど、あんなのは戯言です。 まあ、FCを含む電気自動車の時代になると、他業種からの参入障壁は少なくなるでしょう。

ただ自動車産業は装置産業であり、それを維持するだけの設備投資が出来る体力を持つ事業者は限られているのも事実。 何か革命的な技術進歩で、自動車の形態が変わらない限り、コモディティ化は起こらないでしょうね。