IP電話の先,“次世代SIP網”を考える

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IP電話の先,“次世代SIP網”を考える: IT Pro 記者の眼

「インターネットは,古くは電子メールのプロトコルSMTP,最近ではWebのHTTPを軸に発展してきた。そして,これからはSIPが軸になる」。これはIP電話関連のベンチャー企業の幹部の言葉だが,同様の認識が今,通信事業者や通信機器/コンピュータ・メーカー,家電メーカーなどの技術者,事業企画担当者の間で急速に広まっている。

SIPについては、以前から注目していたのですが、汎用的なプロトコルなのですね。

電話のIP化によって,電話はコンピュータ,あるいはIPネットワークのアプリケーションの1つにすぎなくなる。しかし,呼制御という電話の技術,ノウハウがSIPという形で他のアプリケーションにも広がっていく。大げさに言えば,電話の文化とインターネットの文化が混じり合うことである。これにより,ITと通信の完全融合が達成されるわけだ。

最近はVoIP関連の記事が多いですね。

以下、メモ。

オンラインゲームはVoIP普及のキラーアプリになれるか? - CNET Japan

MicrosoftのXboxやソニーのPlayStation 2のオンラインサービスは、VoIPサービス初のコンシューマー向け主要アプリケーションをつくり出し、オンライン戦士が何千時間も連続でチャットし続けられるようになった。

こういうサービスも、SIPならゲームと音声を統合しやすいのかな。
企業内IP電話では、メールやグループウェアと連携させるという話もあります。

@IT:こんなに使えるIP電話!NET&COM 2004開催

展示会場に目を向けると、IP電話の技術であるSIP、VoIPを利用した新しいアプリケーションが人気を集めていた。それが日立インフォメーションテクノロジーの「SIP:Office」だ。同社のSIPサーバを導入し、SIP:OfficeをPC上に導入すると、PC上でIP電話機能が使えるようになるだけでなく、ノーツのアドレス帳やWebブラウザの内線番号をクリックするだけで内線電話をかける機能や、留守中に自動的に電話を転送するなど、音声系とデータ系を統合したアプリケーションを体験することができる。

SIPについての解説は、こちらをどうぞ。

@IT:【トレンド解説】Session Initiation Protocol

SIPでは基本的なセッション制御のみにフォーカスし、ほかのプロトコルでその機能を補う。SIPがシンプルで拡張性が高いのも、このようなプロトコル形態を取っているためである。

たとえ国際標準で良い規格だったとしても、それだけで普及が保証される訳ではないですからね。 実装の勝負でSkypeなどに負けないように祈りたいです。