残されるもの

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Moto Visual Supply:いえづくり

セルフビルドによるメリットというか、私がセルフビルド効果として期待しているのは、私が「自分で自分の住まいを作る」気持ちや事実が、子供や孫に伝わり、少しでも彼らの自信や、勇気の源となってくれる事である。
ついでに思うのは、私が死んでも、おそらく、自分の建てた家が、自分の寿命より長くこの世に存在することで、なにか、私の生きていた証となる物が残るのではないかということである。「これはじいちゃんが作った家なんだよ」「じいちゃんは自分で家を建てたんだよ」とでも子供や孫に言ってもらえたら本望である。

親父は、自分が5歳のときに亡くなりました。 当時は滋賀県の守山市というところに家を買って住んでいました。
当時は日曜大工がブームで(日曜日の朝などにテレビ番組もありました)、親父も庭に池を作ったり、自分で芝生を植えたりしてました。

今、手持ちのフィルムをスキャナーで取り込んでいるのですが、その中に当時住んでいた家を訪ねてツーリングに行った、1994年の写真がありました。
入居した当時は新設されたばかりの団地でしたが、25年も経つとずいぶん古めかしくなっていました。 5歳の自分には大きく見えた道路は、幅5mくらいしかなかったり。 そして自分の家があった所には、全く違う家が建っていました。 当たり前といえば当たり前なんですけどね。
 
今の家を買った時、何か自分で作りたいと思い、庭は自分たちで作りました。 不細工ですが、それなりに愛着も湧きます。
 
 
Webサイトの場合はどうだろう?
 
数年前に、既にご本人が亡くなられたサイトを閲覧したことがあります。 生き生きとした文章を読んでいると、それを書いたご本人が既に居ないという事実とのギャップに、奇妙な感覚を味わったのを覚えています。
 
自分だったらどうだろう? 本格的にWebサイトを始めて5年ですが、そのあいだの自分の人生の1/100くらいは、記録となって残っていると思います。 あまり深く考えたことなかったけど、事情が許せばそのまま残すか、あるいはCD-Rなどにバックアップして保存しておいてほしいかな...
 
 
最後になりますが...
何度か掲示板に書き込みさせて頂いただけですが、謹んでご冥福をお祈りいたします。