三菱自 北米で世界戦略車生産 再生計画に盛り込みへ 欧州などに輸出

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三菱自 北米で世界戦略車生産 再生計画に盛り込みへ 欧州などに輸出 - 産経新聞

一時は北米からの全面撤退も有力視されたが、撤退は現地の雇用に与える影響が大きい。現地販売店から損害賠償要求が相次ぎ、その損失処理額は数千億円単位にのぼることも予想される。同社は、北米事業は抜本的に再構築したうえで継続する攻めの姿勢に転じた方が効果が高いと判断した。
 
具体的には、輸出用の世界戦略車を開発し、今年六月以降イリノイ工場に投入、工場稼働率を引き上げる。同時に米メリルリンチ証券と合弁提携し、販売に関する資金の調達や回収を強化。仏プジョーシトロエンとも提携して販売台数を増やし、北米事業の早期黒字化をめざす。

一般論で言えば、北米市場から撤退するようでは、自動車会社として存続は不可能だと思います。 国内市場で、確固たる地位を占めていれば話は別ですが。

ただ三菱の動きを見ていると、ダッチロールという言葉がピッタリくるほど、右往左往を繰り返しています。 これでは市場の信頼はかち得ないでしょう。

第一、世界戦略車って、ポンと半年で開発して生産準備できるもんなんですか? 既に開発中か、既存車種のアレンジなんでしょうが、「世界戦略車」なんて言葉を使うところが時代錯誤です。 「ワールドカー」なんてあり得ないのが今の常識でしょうに。

とにかく、この今年一年が正念場でしょう。 でないと今の債務者区分から言って、再生機構行きは避けられないと思います。