Intelベースに移行するMac OS Xへの希望

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元麻布春男の週刊PCホットライン:Intelベースに移行するMac OS Xへの希望

となると、残る問題はMac OS Xは多くのPCユーザーにとって魅力のあるオプション足りえるのか、ということになる。が、Mac miniからのにわかユーザーである筆者でさえ、答えはイエスだと考える。初期には色々と批判されたこともあったMac OS Xだが、今は十分安定していると使っていて感じるし、Windowsにはない魅力もある。ハードウェアプラットフォームが共通化され、デュアルブートあるいは仮想マシン上での同時利用が可能になれば、Mac OS Xの敷居はさらに低くなる。もし不都合があれば、いつでもWindowsを起動すればよいのだ。

それにはまず、2ボタン・ホイールマウスと、Windwos用キーボードを採用してもらわないとね。

個人的には、「WindowsのUSBキーボードを使ってください」と売り出したMac miniが、日本語106キーボードでバリデーションしてなかったことでもわかるように、AppleにWindows用周辺機器のサポートができるとは思えません。 よく言われるMicrosoftのOS開発スケジュールの遅れは、そういう部分も含んでのこと。

もしPC互換機で動くようにしたとしても、動作保証は「Macのみ」ということになるでしょうね。 それでも自作機で動くのなら、自分も使ってみると思います。

PCプラットフォーム上のOSに競争がもたらされれば、Microsoftもまた刺激を受けるだろう。たとえ技術的に即効性がなくとも、Appleの参入により高止まりしているWindowsのライセンス料が見直されるきっかけになれば、それだけでも素晴らしい。

もしMacがWindowsと同じ土俵で競争をはじめたら、多分MicrosoftはIA版Officeは提供しないでしょう。 今はOOoがあるから、それほど問題ないと思いますが。