政治家と行政家

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擬似二大政党制の崩壊 -「政治改革」を宣伝した政治学者たち :世に倦む日日

岡田克也の人格の中には政治闘争の経験やセンスが全く感じられない。情勢判断や人心掌握の才能が欠如している。さらに言えば政治哲学の要素がない。だから演説に迫力がない。民主党が訴えたのは行政プロパーのサービスカタログであり、民主党の行政サービスの方が自民党の行政サービスより上だという主張だけである。それがあのマニフェスト・ポリティックスであり、早い話が行政施策の宣伝競争だ。だが政治は行政ではない。違う。国民が選ぶのは政治の指導者であって行政の指導者ではないのだ。政治的手腕のある指導者に一票を投ずるのである。

司馬遼太郎と吉田松陰に傾倒するthessalonike氏。
衆院選の自民党大勝で、恥辱のあまり「イッちゃったか?」と思うようなエントリーが続いていましたが、この岡田評には納得です。

でも野田聖子は、3年は復党できないと思うよ。

毎日新聞のコラム「記者の目」の岡田評も面白い。

MSN-Mainichi INTERACTIVE 記者の目:岡田番の見た民主党惨敗の理由

「ペーパーテストに備え、一生懸命、勉強して試験会場に行ったら、実は試験科目が体育だった」。民主党関係者のこんな嘆きが耳に残る。衆院選で公示前勢力を64議席下回る結党以来の惨敗を喫した同党の選挙戦には、確かに「受験勉強」のにおいがつきまとった。辞意表明した岡田克也代表は秀才イメージそのままに、地道に練り上げた政策をマニフェスト(政権公約)に書き上げ「筆記試験」で政権を奪取しようと試みたが、並外れた反射神経で政局の波を乗り切る小泉純一郎首相から最後まで試合の主導権を奪えなかった。

これまたよく言い当てていると思う。