決断、単純化、そして号令

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まいまいクラブ - 記者の目 : 小泉改革とは何だったのか=伊藤智永(政治部) by 毎日新聞朝刊

5年前、小泉純一郎首相が自民党総裁に選ばれることが確実になった前夜、山崎拓前副総裁から聞いた小泉評は忘れがたい(もう時効と考え、山崎氏にはオフレコ解禁をお許しいただこう)。
 
「いいか、君たちびっくりするぞ。30年も国会議員やっているのに、彼は政策のことをほとんど知らん。驚くべき無知ですよ」
 
(中 略)
 
バブル崩壊後の長期不況のなかで、多くの人が変わらなければならないことを自覚し、どうしなければならないか薄々気づいていたのだろう。小泉改革の功績は、斬新な政策を打ち出したことではなく、皆に代わって決断し、号令したことにあったのではないか。

素晴らしいね。 時代がそういう指導者を必要としていたということでしょう。
そして小泉首相が続投を拒否したのは、求められる指導者像が変わってきたのを知っているからだと思うね。