フォード、新車開発にCATIA V5を標準に指定?

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IBM フォード、新車開発向け設計・エンジニアリングにPLMを活用 - Japan

IBM(本社:米国ニューヨーク州アーモンク、会長:サミュエル・J・パルミサーノ、NYSE:IBM)とダッソー・システムズ(本社:仏パリ、Nasdaq:DASTY、Euronext Paris:#13065, DSY.PA、)は27日(現地時間)、フォード・モーター社(Ford Motor Company)が、このほど両社との複数年契約を延長し、新車およびパワー・トレイン系の開発全般における設計・エンジニアリングのグローバル標準としてCATIA V5を指定することを発表しました。フォードが採用するCATIA V5ソリューションのコンポーネント、エンジニアリング・ハブは、フォードのC3P NGプラットフォーム内でCATIA V5に対する高度なアクセスとおよび管理を実現するネイティブV5環境を提供します。このC3P NGソリューションは、フォードグループの企業および関連企業全体を通じて、新製品の開発に使用されます。

パッと読むと、UGS(旧SDRC)陣営だったFordもついにCATIAになびいたかと思ってしまいますが、あくまでFordのC3P NGプラットフォームにCATIA V5にアクセスする機能を追加しまっせ、というお話。

先月には、UGSとFordが共同でこんなリリースを発表していますし。

Ford Motor、Ford Global Technologies、UGSの3社、製品ライフサイクル管理(PLM)の新たな技術の共同開発を目指し、ソフトウェア製品のイノベーションとマーケティングでアライアンスを締結 - UGS Japan

製品ライフサイクル管理(PLM)ソフトウェアや関連サービスにおいて世界をリードするPLMプロバイダUGS、そしてFord Motor Company(以下、Ford)とその完全子会社で同社の知的所有権と技術商品化に関する全業務を管理しているFord Global Technologies, LLC(以下、FGT)は本日、自動車開発プロセスに革新をもたらすPLM製品の開発促進に焦点を当てたアライアンスの締結を発表しました。この新しいPLMソリューションの目的は、Fordをはじめ、UGSの顧客にイノベーションの創出を加速させることにあります。UGSはPLMの商用ソフトウェア・プロバイダとしては初めて、Fordのイノベーション促進センター(Innovation Acceleration Center)に協力することになります。

PLM業界では、大本営発表みたいなリリースが多いですね。
自動車会社は、とうの昔に一つのCADに統一するのは諦めて、相互運用性を高めることしか考えていないのに。