CMとメタデータ

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小寺信良の週刊「Electric Zooma!」

TP1の番組録画で面白いのは、再生機能だ。VAIOオリジナルの再生ソフト「Emotional Player」が面白い機能を提供してくれる。レコーダでもCMカット機能を搭載したものはいくつかあるが、Emotional PlayerはCMと番組を分けてくれるだけでなく、CMだけを集めて一覧することができる。
 またCMも、メタデータをインターネットから引っ張ってきて、使用された音楽や企業サイトといった情報を付けてくれる。これまでCMカットする方向で動いてきたレコーダだが、逆にCMだけを集めて情報ソースにするという考え方は、日本では珍しい流れだ。
 
(中 略)
 
アナログ放送が11年に停波してしまうのは残念だが、「Emotional Player」に組み込まれた番組解析は、久々に将来性のある技術を見た気がする。今後の映像はメタデータが重要になっていくわけだが、画像解析はメタデータの自動生成へと繋がっていく技術だ。現在はまだデジタル放送に対しては対応できていないが、基本的には時間が解決してくれる問題だろう。今後の発展に期待したい。

こういうメタデータの活用が、本当のテレビとネットの融合なんだろうね。