日本のための日本のクルマ

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ホンダ・クロスロード【試乗速報】

もう今から20年近くも前の“バブル”と言われたあの頃の、何でもかんでも日本向けに特化させたモデルが次々と現れた状況も異常だったが、軽自動車やミニバン以外には「日本のための日本のクルマ」が存在しないという今の状況も尋常ではない。
 
いや、最新の「トヨタ・カローラ」は、海外市場とは決別した日本専用のモデル。という反論もあるだろう。でも、明らかに”団塊の世代”(だけ)をターゲットとした超保守的で何の新しい提案も感じられないああしたクルマづくりに、若いあなたは魅力を感じられるだろうか?

そこまで言わんでも...
でも、日本専用の権化(?)だったスカイラインでさえ、今は北米向けがメインだもんね。 カローラとクラウンだけじゃないの?

ところで、

4WD仕様にはESC(ホンダ名”VSA”)が標準採用となり、その拡張機能として急坂発進時の後ずさりを防止してくれるヒル・スタートアシストも含まれるのは嬉しいポイント。
 
一方、そんなESCをFF仕様ではオプション選択もできないのは、この時代不可解な設定だ。まさか「日本向けで全車標準化はまだ時期尚早だろう」などとは思っていて欲しくないのだが……。

オプション設定もないんだ? なんでだろうね。
FFと4WDで50万円近い差があるのは、VSAの有無もあるんだな。