クルマも生体認証の時代

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人とくるまのテクノロジー展レポート

中でも富士通はFlexRayを利用した次世代コックピットのデモを行なっていた。自動車の鍵はなく、スイッチは最近の乗用車で採用例が増えているPCのスイッチのようなイグニッションスイッチを利用してエンジンをかける。静脈認証のリーダーが用意されており、それに登録したユーザーだけがエンジンをかけられるようになっている。また、アクセルやブレーキ、ギアなどの情報もデジタルデータとしてFlexRayのバス上を流れるようになっており、CANとの接続もゲートウェイを介して可能になっているので、エンジンの情報などをメーターに表示することができるという。まさにフルデジタルでちょっとクールなコックピットだ。なお、リセットスイッチはないそうだ。

おそらく10年後に売られている新車の半分は、イグニッションキーを使わず、プッシュボタンでエンジンを掛ける方式になっているでしょう。
プッシュスタート式の場合、キーレスエントリーが前提なんですが、ドライバーがキーレスを忘れた場合どうするかが問題になります。
そう考えると、静脈や指紋、虹彩などを使った生体認証技術の採用は必然となるかもしれません。