KL紀行 その5

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今日は何にもない一日で終わるのかと思いましたが、最後に思わぬ事態が待ち受けていました。

『DELANEY'S』に行ってギネスを1パイント。 ふっと見上げると「IN THIS PUB THERE ARE NO STRANGER'S. ONLY FREIENDS WHO HAVEN'T YET」と書いてありました。 いいこと言うね!

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キルケニーのハーフパイント(18.5RM。ということはギネスの16.45RMってのはHappy HoursのPromotion価格?)を飲み始めた頃、雨が降り出しました。 「困ったなぁ、出るまでに止めばいいけど」というこちらの希望にお構いなく、雨はどんどん強くなってきて雷も鳴り始めました。

プドラヤ・バスステーションまで徒歩10分とはいえ、タクシーを使った方がいいのは分かっていたんですが、折りたたみ傘を持っていたのと、雨のときはタクシーも人の足元をみて吹っかけてくるので、意地で歩いて行きました。

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ところが降り出してから既に30分近く経っているので、もはや道路は洪水と化しています。 歩道も例外ではなく、靴はびしょ濡れ。 やっぱり意地を張らずにタクシーに乗るべきでした。

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バスステーションに着いて、予定されたプラットホームで待っていたのですが、いっこうにバスがやってきません。 ここはよく乗り場が変更になるので、チケット売り場に戻り確認したところ、バスのナンバーは変更になったものの乗り場は変わっていないようでした。

プラットホームに戻ると、ちょうどバスが入ってきました。 DELIMAのバスは真っ赤なんですが、なぜかダークブルーです。 それでも10分遅れの16:10に発車。 高速に乗る頃には雨も上がり、マラッカへと快調に走ります。
高速ではあちこちで立ち往生しているクルマがやけに目立ちました。 ベンツのEクラスまでありました。 整備不良とかなのかな? 大変だねぇなんて思っていました。

それよりビールを飲んでいるので、ちょっと尿意が気になってきました。 「マラッカ・セントラルまで保つかな? ジャスコで降ろしてもらう? いざというときは、ビニール袋にしようかな(隣は空席だし)」とか考えていたら、会社近くのタンピンのI.C.でバスは高速を降りてしまいました。

確かにアイルケロー経由でもタンピンから下道でも、所要時間は大して変わらないです。 途中でアロガジャの市街地に立ち寄って乗客を降ろしたあと、再びマラッカへの幹線道路に戻ったときにそれは起こりました。


アップダウンの坂道を登りきって、運転手がギヤチェンジしたときに、後ろから「ギャッ」というこの状況では絶対に聞きたくない音が聞こえたのです。 同時にバスはパワーを失い、ノロノロと惰性で坂道を下ります。 運転手は何度もエンジンの再始動を試みるのですが、「ピーポー、ピーポー」というアラームが鳴るばかり。 とうとうバスは路肩に停車してしまいました。

この道はいつも通勤で使っているところで、知らない場所ではありませんが、空車のタクシーなどめったに通りません。 この時点でダメだと思って、駐在者に電話しました。 「30分くらい掛かるけどいい?」とのことでしたが、いま置かれている状況を考えれば、そんなことは問題ではありません。

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運転手がバスを降りてエンジンの様子を見にいったのですが、しばらくたって「ダメだ。動かない」ということです。
こっちはとにかくおしっこがしたいので、とりあえずバスを降りてちょっと離れたところで立ちション。

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運転手は「ラジエター・ファンのカバーのボルトが欠落して、ファンが回らなくなった」と言っていましたが、カバーとファンの接触はずいぶん前からのようです。 あの音はそんなものじゃなくて、エンジンかミッションの断末魔だと思うのですが。

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この運転手のおじいちゃん。 なんと携帯を持っていません。 しかも連絡先もわからないみたいで、「この番号に掛けてくれ」というのを5回くらい繰り返してようやくつながりました。

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15分くらいして、他の乗客も降りてきて「どうする?」とか話していたのですが、ちょうどマラッカ・セントラル行きの路線バスが通りかかったので、他の乗客はそれに乗って行きました。
自分も駐在者に断りを入れて、乗っていってもよかったのですが、顛末を最後まで見届けたかったのと、おじいちゃん運転手を一人残すのがちょっぴり忍びなかったので乗りませんでした。

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30分後、マラッカ・セントラルから来た迎えのバスが到着。 でも自分は乗らないのでバスは帰しました。

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若い衆がエンジン始動を試みましたが、やっぱりエンジンがイカレてしまっているようです。

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そうこうしているうちに駐在者が迎えに来てくれました。 最後に運転手とがっちり握手してお別れしました。

というワケで無事(?)マラッカに戻ってきた訳なんですが、以外にバスが立ち往生してもそんなに心配はいらないなというのが感想です。 もちろん今回はまだ明るい時間帯、一般道でマラッカまで25km地点、自分の知ってる道路、という好条件があったから言えることですが。

TRANSNATIONALやKKKLなら絶対安心というわけでもないので、こればっかりは運ですね。 でもblogのネタ的には「しめた!」と思ったのも確かです。