トヨタ初の外国人取締役 クライスラー社長に

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産経新聞 - トヨタ初の外国人取締役 クライスラー社長に

トヨタ自動車は6日、外国人として初めて取締役に就いたジム・プレス専務(60)=北米トヨタ社長=が14日付で退任すると発表した。プレス氏は米クライスラーの事実上のナンバー2である副会長兼社長として電撃移籍する。プレス氏は6月末の株主総会で取締役に就任したばかりだった。
 
プレス氏は米フォード出身。1970年に米国トヨタ自動車販売に入社し、社長を務めるなど米国事業の生え抜き的存在で、2003年からトヨタ本体の常務役員に就任。昨年5月に北米事業を統括する北米トヨタの社長に米国人として初めて抜擢(ばつてき)されていた。

いいことだよ。 優秀な人材を他社に供給できるってことは。
トヨタに居れば安泰なのを、あえて火中の栗を拾ろおうというプレス氏のチャレンジ精神に拍手だね。

ただ、プレス氏の新しいボスは、なかなか大変な人物なようです。

クライスラー新CEOの悪評と期待 (BusinessWeek):NBonline(日経ビジネス オンライン)

ナルデリ氏はかつて米複合企業ゼネラル・エレクトリック(GE)で辣腕を振るい、ジャック・ウェルチ氏の後継者候補としてCEOの座を争い、ジェフリー・イメルト氏に敗れた人物。彼の存在は、クライスラーの企業文化を揺り動かす大きな刺激となり得る。その人使いの荒さは、社員の心中に敬意より畏怖の念を起こすとの評があるほどだ。
 
ナルデリ氏が今年1月にホーム・デポ(HD)を去ったのは、同社の株価が低迷、顧客サービスが低下し、怒れる投資家から株主に傲慢だとの批判を浴びる最中のこと。ナルデリ氏は株価と連動しない法外な経営者報酬を象徴する存在でもあった。ホーム・デポとの話し合いの末、2億1000万ドルもの「退職手当」を受け取ったことで、その評判はさらに悪化した(BusinessWeek.comの記事参照:2007年1月4日「Out at Home Depot」)。

まあ、こんぐらい剛腕な人物じゃないと、クライスラーは立て直せないかもしれませんけどね。