SACDの真価

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藤本健のDigital Audio Laboratory - 第298回:「かないまるルーム」で生まれる究極のSACDとは?

マネージャーから話は毎日のように聞いていました。「すごいんですよ!」って。で、実際にベスト盤の制作がスタートした後に、金井さんのお部屋に伺いました。ちょうど、「Over the Rainbow」のラフミックスを聴いたのですが、「そう、私はこういうふうに歌ったのよ!」って実感しました。だいぶ以前のレコーディングなので、自分でも忘れてしまったところもあるのですが、制作当時、素人用語で「私はそうは歌っていない」と阿部さんといろいろとやり取りをしたことのある部分です。できあがった作品が、歌っていたときの感触と違う、と。その後も何度か通わせてもらって、制作の過程をつぶさに聴かせてもらっていますが、「Desperado」などは、「私、やっぱりこう歌っていたんだ」ってつくづく感じました。

こういう話を聞くと、SACDって捨てがたいと思うんだけどね。

関係ないですが、日本よりアジアで爆発的に売れているアーチストっているんですよね。 Kiroroもそうだし。