トヨタ、2010年度に次世代車載ネット「フレックスレイ」採用

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トヨタ自動車は、2010年度に投入する車種から次世代車載高速通信ネットワーク「フレックスレイ」(FlexRay)を採用することを明らかにした。まずハイブリッド車(HV)のパワートレーンや高級車の車両運動の制御用から利用する。日系メーカーで導入期を明言するのは初めて。ホンダも早ければ09年に投入する新型HVにフレックスレイを採用する可能性がある。

マジっすか? ようやくCANが浸透したと思ったら。

補足です。

データ交換量が増える次世代ハイブリッドシステムのエンジンやモーターを精密に管理。油圧などの機械的制御に代わる“クルマの電子化”でアクチュエーターの数が急増しており、ブレーキやステアリングなど車両運動の電子制御化(エックス・バイ・ワイヤ)を推進する。トヨタは車両1台でフレックスレイを広範囲に活用したい考え。
 
そのデータ通信速度は毎秒5メガビット。欧州規格は同10メガビットで、BMWも同速度で実用化している。日本はトヨタが中核の車載システム標準化団体「JasPar」(ジャスパー)が今年、5メガビットと2・5メガビットの仕様を策定。トヨタは費用対効果で最も現実的な5メガビットを選択した。ホンダも5メガビットで検討している。
 
フレックスレイは現在主流の「CAN」に比べ通信速度が最大10倍。ネットワークを2重化でき、安全性も高い。

K-LINEからCANへの移行時は、一度に全部置き換えるのではなく徐々に進められてきましたが、FlexRayはどうなんだろう? HV専用車みたいな”特殊な”クルマなら、いきなり全面採用もあり得るのかな?