インド人恐るべし

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インドのモーターショー「AUTO EXPO2008」フォトレポート【後編】 - Automotive Technology - Tech-On!

次は,プレスリリースの取得である。別の建物で記者会見があり,そこで配るという。行ってみるとそこもぎっしり人で埋まって入り込む隙間もない。受付でプレスリリースを配布しているのだが,そこも長蛇の列である。列が崩れて訳がわからなくなっている。受付のスタッフは「列に並べ!」と叫ぶのだが,何人ものインド人記者が脇から入って,スタッフと掴み合いを演じて,リリースを持っていってしまう。

ここまで酷くはないけれど、マレーシアでもプドラヤ・バスステーションでチケットを買うときは、どんどん横から割り込もうとしてきます。 たとえ女性だろうと甘い顔をしてはいけません。 大きな声で自己主張しないといけませんが、日本人はやっぱりひるんでしまいますね。

続きです。

取材一つ,移動一つ,書類の受け渡し一つとっても,何をやるにもインドでは時間と労力がかかると思ったほうがよい。もう一つ日本人(他の外国人もそうかもしれないが)が困るのは食事である。もみくちゃになって取材するのでお腹が減るのだが,体のことを考えるとなかなか食べるものがない。会場内ではカレー(図6)やチャパティ,生ジュース(図7)を売っているが,日本人はお腹を壊すことが多い。かく言う筆者はこれらのカレーを食べてしまって,ついに3日目に猛烈な下痢に襲われた。30年の間に免疫は切れていたようだ。

先週から同僚がニューデリーに出張してますが、日本から大量に食料を持っていったおかげで、今のところは無事みたいです。
火が通っている食事だから大丈夫、と思っても、食器を洗った水が雑菌でいっぱいなので、下痢してしまうんですよね。 今までに入院した人も何人もいるし。

さて,写真ではどうしても表現できないことがある。30年前と変わったもう一つの点は「埃っぽくなった」,ということである。昔はこれほどの埃にまみれていただろうか。街を歩くと靴が白くなるほどだ。ニューデリー駐在の方に聞くと,街を歩くと鼻の穴が真っ黒になるのだという。健康にも悪いに違いない。インドに数日いただけだったが,深刻な交通渋滞と埃っぽい空気に,インドが抱える課題が浮き彫りになっているような気がした。

インドでは老若男女問わず、道端で野糞をしている光景が珍しくありません。
放置された糞が乾燥して舞い上がり、”フン塵”となっているのではないかと、同僚は申しておりました。