二次側遠心化完了

本日、ようやくジョルカブが復活いたしました。

実は「いつまでも一次側クラッチと思うなよ」を書いた3日後に、クラッチトラブルで不動になっていたのでした。

異変は突然で、ギヤの入りが悪くなったのでクラッチかなと思ったら、翌日の出勤時にどんどん悪化して、しまいには自動遠心機構が働かなくなりました。
クラッチトラブルといえば、ズルズル滑って動力伝達力が落ちると思っていたので、こういうトラブルの出方は想定外でした。
やっぱり「一次側遠心は96ccまで」という定説は正しかったようです。

作業内容については Black Pepper の記事を参照してもらいたいのですが、二次側遠心は初めてだったので、組み立てにはずいぶん戸惑いました。

支那クランクが折れた理由には、いろいろと思い当たるフシがあります。 信号待ちでPE24のスロットルバルブが張り付いて、回転が上がった状態でギヤを入れたり...

11月半ばに出勤途中にクラッチが切れなくなった時も、信号待ちの度にエンストするので、センタースタンドかけて始動し1速に入れてからスタンドを降ろすという荒業を繰り返して、なんとか会社まで辿り着きました(どうしても休めない日だったので)。 そりゃそんなことやってたら折れるわな。 (^^;;;

ただ、支那クランクシャフトの材質が脆かった可能性も否定できないし、クランクケースの芯ズレでクラッチにムリな力が掛かっていたのかもしれません。

結局、支那の部品で残っているのは、クランクケースとシリンダー、ピストン、シリンダーヘッド(内部パーツはHM純正)のみです。
もしも同じ仕様(二次側遠心下セル120cc)のエンジンをイチから作るなら、Wave110のエンジンをベースに支那のパーツを移植するのが早道ですが、Wave110のエンジンは入手困難なのでC100EXベースというのが現実的でしょうね。 Wave110のクランクシャフトとドライブギヤが入手できるかどうかが最大の問題でしょうが。


結果的に、出来上がったエンジンは申し分ない性能で、苦労の甲斐がありました。 というか、しばらくはもういじりたくない。 本当に疲れました。
心残りはギヤポジションセンサーかな。 なんで大きさが違ったのか? 現状でも不自由はないので、純正にこだわる必要もないのですが。

明日から2ヶ月ぶりにバイク通勤復活ですが、明朝は雪が降るかもしれないとのこと。 でも電車通勤に比べて、往復2時間はロスがなくなるし、交通費も1/8で済みます。 何より、電車内で風邪をうつされる心配もないし、花粉に被爆する時間も少なくて済みます(電車だと往復10km近く歩くことになるのです)。
それにバイク乗るのはやっぱり楽しいしね。 寒いけど。