NIKKEI NET（日経ネット）：細菌の全遺伝子を化学合成、米研究所が成功・「人工生命」へ可能性
細菌の全遺伝子を化学合成することに米国のＪ・クレイグ・ベンター研究所（メリーランド州）が成功した。細胞などにこの遺伝子を入れれば分裂・増殖する「人工生命」を作れる可能性が高い。環境浄化に役立つ人工細菌などの開発につながると期待されるが、倫理的な議論も呼びそうだ。
25日に米科学誌サイエンス（電子版）に発表する。
化学的に合成したＤＮＡ（デオキシリボ核酸）の断片を遺伝子工学の技術でつなぎ合わせ、「マイコプラズマ」という細菌の一種の全遺伝子を作製した。「生命の設計図」である全遺伝子の合成が可能になったことで、人工生命の実現に向けた基本技術が出そろった。
最終的には、コンピューターでDNAをプログラミングして、どんな生命体でも作り出せるようになるのでしょうか。
そんな世界が来る前に死んでおきたいもんです。