確かに速い、けど...

カム&フライホイール交換のインプレなんですが。

まず、間違いなく速くなっています。
パワーバンドに入ってからのパワーの盛り上がりは明確に体感できます。 どこまでも回っていきそうで、逆に怖いくらいです。
低回転のトルクは細りましたが、実用上の支障はありません。 これはフライホイールの軽量化も多少は影響しているかもしれません。 予測の範囲内なんで問題はありません。


ならばイメージ通りの大成功かというと、そうでもありません。
まず、キャブの張り付きが酷くなりました。 一連の張り付き対策をする前に逆戻りしたかのようです。 やはりバルブタイミングも張り付きと関係するようです。

次に振動や排気音が大きくなりました。 これまではパトカーの後ろについて走っても、何の問題もない程度の音でしたが、車間距離をあけるなど少し気を使う必要がありそうです。

一番気に入らない点は、”速いけど、気持ちよくない”ことです。 走ってて楽しくないんですよね。 レースならタイムが一番いいのがベストなんですが、通勤&街乗りの場合は楽しくなければいくら速くても意味がないのです。
もちろんこれは個人的な好みなので、R15やもっと高速寄りなR20がいいという人もいると思います。 自分はJUNのカムをずっと使ってきたので、それに感覚が慣れているというのも大きいでしょう。


という訳でカムシャフトについては、再交換を視野に入れたいと思います。 JUNの96ccカムに戻すか、R15よりは少し大人しめのタイ製280度カムにするか、はたまた別のカムにするか。
来週より出張なので、交換はGW中になると思います。