元凶はP2P利用者 OCNが利用制限

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J-CASTニュース : 元凶はP2P利用者 OCNが利用制限

大手ISP「OCN」を運営するNTTコミュニケーションズは2008年6月25日、1日あたり30ギガバイト(GB)以上のデータを送信している利用者に対して利用制限を行う、と発表した。実際に対策が行われるのは8月1日からで、制限の対象になった利用者にはその旨を通知し、それでもデータ送信量が減少しない場合は、利用停止・契約解除に踏み切る。今回規制の対象となる30GBというデータ量は、DVD(1枚約4.7GB)7枚分、またはデジカメ画像を最高画質(6MBを想定)でメール添付した際は5120通分に相当する。

なんか釈然としないんですよね。

FTTHの場合は100Mbps接続を謳ってますが、「ベストエフォート型」なんで常時その速度が出るわけじゃないというのは理解しています。
その与えられた帯域を目一杯使ったら、「あなたは平均的ユーザーより使いすぎです」と言われる訳です。

と思ったら、スラドにこんなコメントが。

スラッシュドット・ジャパン | OCNがヘビーユーザーの利用を停止

IXの課金は上りトラフィック量による従量制が一般的なので、アップロードするユーザが多いISPは通信費(経費)が嵩みます。
 
また、当然帯域を増やさなければならなくなるので設備投資も嵩みます。
仮にダイナミックに帯域を絞る機器を導入するにしても、
GbE対応だと一台で数千万し、これを何十台と導入する必要が出ます。
 
上りと下りで違うのはネットワークへの負荷ではなく、ISPが被る経費です。

「一部のせいで他のユーザーが迷惑する」なんてのは言い訳で、要するにIXへの接続料を少なくしたいというだけのことみたいです。