米国でリース評価損に苦しむ自動車メーカー

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【池原照雄の単眼複眼】米国で抱える「リース残価減」という新たな難題 | Response.

最近のリースの損失増大は、終了(リースアップ)時に想定していた車両の残価が、ライトトラックの不人気によって急落状態にあるからだ。リースアップした車両は中古車として再販するが、商品にならず廃車処理になるケースも増えているという。
 
ホンダは25日に発表した今年度第1四半期決算で、米リース事業での残価再評価による損失を170億円計上した。通期では250億円規模と想定している。
 
ホンダのリース比率は多い時で数十%程度という。だが、フルサイズのピックアップトラックを手掛けず、大型車への深入りを避けた同社でも、ライトトラックの中古車価格下落の影響は小さくない。
 
逆に「『アコード』や『シビック』など残価が上昇している車種もある」(近藤広一副社長)だけに、ライトトラックの値崩れの激しさを浮き彫りにしている。

昔、三菱自が信用力のない顧客にローン販売し過ぎて、1000億円を超える損失を出したことがありました。 自動車メーカーにとって金融事業は必要不可欠ですが、アキレス腱にもなりかねません。

GMとフォードもリース販売から撤退ですか。

米GMACとフォード金融子会社もリース事業縮小(ロイター) - Yahoo!ニュース

米金融会社GMACとフォード・モーター・クレジットは29日、自動車リース事業の縮小を発表した。すでに10年ぶりの水準に落ち込んでいる北米自動車販売をさらに圧迫する要因となる。

日本ではようやく認知され始めたクルマのリース販売ですが、果たしてどうなるでしょうねぇ。