ドコモとソフトバンクモバイル重視へ。変化するメーカーの軸足

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神尾寿の時事日想・特別編:ドコモとソフトバンクモバイル重視へ。変化するメーカーの軸足 - ITmedia D モバイル

ドコモとソフトバンクモバイル向け端末市場にはもう1つ、auにはないメーカーにとっての魅力がある。それが“海外進出のしやすさ”だ。
 
先述したとおり、ドコモとソフトバンクモバイルは同じ「W-CDMA」を採用しており、これは世界的に見てもメジャーな通信方式になっている。一方、auが採用する「CDMA2000」は北米市場で一定のシェアがあり、これまで技術的な先行性が高かったという優位性があるものの、グローバルで見ればマイナーな通信方式である。この違いは端末メーカーのビジネスが国内市場だけで充足していた時代ならさほど問題にならなかったのだが、国内市場の端末総販売数が鈍化・縮退し、メーカーが「海外展開」を視野に入れるようになると参入市場を選ぶ上での重要な要素になる。

実際に日本メーカーの端末が海外で売れるかというと疑問ですが、「海外でそのまま使える携帯」がauでは作り辛いのは事実です。
もちろん自分が使っているW62Sのように、GSMもサポートするのは不可能ではありませんが、やはりW-CDMAに比べてコスト高になるのでしょう。

それにしてもKDDIは歯止めが掛からないねぇ。 J-Phone時代以来のSBモバイルに再逆転を許すのも時間の問題かしらん? もっともSBモバイルもいろんな問題を抱えているようだけれど。