できないと言っている人にやれといっても仕方ない

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J-CASTニュース : 福田首相「あなたとは違う」発言 「流行語大賞候補」とネットで注目

話題になっている発言は、2008年9月1日夜に行われた退任会見の終盤、司会者から記者団に対して、最後の質問を受け付ける旨の呼びかけがあると、中国新聞(本社・広島市)の記者が
 
「一般に、総理の会見がですね、国民には人ごとのように聞こえるという話がされておりました。今日の退陣会見を聞いておりましても、率直に、そのように印象を持つのです」
 
とした上で、今回の退任が自民党に与える影響を質問。福田首相は、それに対する回答の最後に、明らかにムッとした表情で
 
「「『人ごとのように』とあなた仰ったけどね、わたくしは自分を客観的に見ることは出来るんです。あなたと違うんです。まぁ、そういうこともあわせ考えていただきたいと思います」
 
と反論した。福田首相が色をなして発言することはあまり多くない上に、「あなたとは違う」という、明らかに感情的な言葉に注目が集まった。

こういう質問に対して、うまい切り返しができるような資質の人であれば、そもそもこういう状況には陥っていなかったでしょう。
自分は「立場が人を作る」と考える方ですが、それでも安倍氏といい福田氏の場合も「器でなかった」としか言えませんね。

「首相は無責任」の再現、その根源は?:NBonline(日経ビジネス オンライン)

独自の政策を掲げて実現を狙うかと思えば、当事者意識の乏しさがつきまとった福田首相。とりわけ経済対策の取りまとめの過程では、与党の公明党や古参政治家の注文が目立った。誰も政治の責任を取らない中で、政権運営に注文ばかりを押し付けられたと言わんばかりの表情だった。
 
しかし、政治家とは本来、異なる複数の意見や要望をまとめて、みずからの信念に従って政策を実現していく役割があるはず。中でもトップに立つ首相は、困難な状況を乗り越えるリーダーシップが求められる。首相が2代続けて政権を放り出した事態は、今の自民党に政治のリーダーを育成するシステムが崩壊しているのではないかという疑念を抱かせる。
 
日本の政治を進化させるには、指導者育成の在り方を根本的に考え直していく必要があろう。

本来は首相候補を押し上げ、担ぐための機関であった派閥が崩壊しているからね。 その崩壊は小泉政権以前から進んでいた訳で、昨日今日の話じゃない。 河野洋平とか加藤紘一とか見てればわかるでしょ。