ホンダが減産拡大、国内の生産調整は今年度初

ホンダが減産拡大、国内の生産調整は今年度初(ロイター) - Yahoo!ニュース

ホンダは21日、新たに埼玉県と英国の工場で減産すると発表した。すでに発表している分と合わせ、今年度の減産規模は期初販売計画の4%に当たる約15万台となる。小型車に強く、市場低迷の影響を受けにくかったホンダにも、世界的な自動車需要減退の波が押し寄せてきた。
 
埼玉県の工場では4万台を減産する。国内の生産調整は今年度初めて。通期の生産計画は期初の131万8000台から127万8000台に減る。同工場は「アコード」などを生産し、約6割を輸出に振り向けている。
 
「シビック」などを手がける英国の工場は来年2月から2カ月間休止し、2万1000台を追加減産する。期初計画は22万8000台だったが、これまで2度にわたって生産を調整。今回の減産で通期の生産計画は17万5000台となる。
 
ホンダは20日にも米国で1万8000台の追加減産に乗り出すことを発表。米国の生産計画は期初の146万8000台から141万2000台に減る。

埼玉製作所は北米向け輸出や欧州アコードが多いので、影響を受けたのでしょうね。

毎日にも詳しく出てました。

ホンダ:狭山で4万台減産 全国で期間従業員270人削減 - 毎日jp(毎日新聞)

ホンダは21日、狭山工場(埼玉県狭山市)で今年度内に4万台を減産し、年末までに全国の期間従業員4400人のうち270人を削減すると発表した。ホンダが国内工場の減産に乗り出すことで、国内乗用車メーカー8社すべてが国内での減産に追い込まれることになる。ホンダはまた、英国工場を来年2~3月に全面停止するなどし、欧米での大規模な追加減産を行う。
 
世界的な金融危機の深刻化で欧米の新車販売が急減し、輸出や現地生産を減らさざるを得なくなった。狭山工場では休日出勤をすべて取りやめ、12月から1日あたりの生産台数を現在より2割弱減らす。今年度の国内生産についても、従来計画より4万台下方修正し、127万8000台(前期比1%減)にする。
 
英国工場では、12月以降の4カ月間で計50日間の臨時休業日を設け、追加の減産規模は3万1000台に上る。北米でも、米オハイオ州の2工場で年末休暇を2日早めるなどして、1万8000台を追加減産する。

まだまだ序の口でしょうね。 デトロイトスリーが破綻して、米国の失業率が急上昇するようなことになったら、日本のメーカーもタダでは済まないでしょう。